9月のブログ運営報告|意外にアクセスが多かった?!
9月は空腹を耐えながら暮らし、気づけばもう10月…。ひたすら集団ストーカー犯人と戦っているうちに、今年もほとんど終わりに近づいています。
何の権利もない連中が私たちの日常をメチャクチャにし、私とオーウェンの新婚生活を遅らせているという状況には本当に腹が立ちます!
本来なら私たちは去年(2021年)結婚してアメリカに行ってしまうはずでした。それがあの連中のせいで未だに足止めされているなんて…。
単に嫌がらせを受けるだけでなく、私もオーウェンも何度も命を狙われて、自由に身動きが取れません。
Photo by © METACRITIC.LLC
でも、どんなに時間がかかっても、あの連中に勝ち目がないことは確かです。連中が悪事をすればするほど証拠が集まって、逮捕も容易になるでしょう。
未だに嫌がらせを続ける連中のことは、絶対に制裁を受けさせますし、私もオーウェンも決して許すつもりはありません。
プライベートの怒りを吐き出したところで、今月も運営報告をしていこうと思います。
🌷9月の運営報告🌷
先月と同じく、スマホの回線を利用してブログを書いているので、アクセス数に自分が入り込んでしまっています。
ただ、なるべく自分でブログを見る時はアプリを使い(アプリでのアクセスはアナリティクスにカウントされない)、ブラウザでの閲覧は最小限に抑えた上で、予想がつく範囲では自分のアクセスを差し引いた数字を出しています。
記事数
ほとんど書いていません。リライトを含めて3記事。空腹と犯人からの嫌がらせに悩まされていたのだから、仕方がないですね。
PV数
2293PV。まともに更新できていなかった割には8月より増えています。
流入バランスは⬇この通り。
検索流入がやや増えていますね。Google Search Consoleでチェックすると、意外な記事が検索から読まれていたりして嬉しいです。
ユーザー数
合計1349ユーザー(自分を除外)。41ユーザーがリピーターでした。
地域はいつもどおりインターナショナル。
9月の訪問元は、合計15か国でした。
収益
アドセンスは過去最高の収益を叩き出しました! うまい棒(旧価格)に換算して55本分。
🌷9月に最も読まれた記事10選🌷
トップ3位は先月と全く同じになりました。ブログトップページやカテゴリページはいつも通り除き、今月からは運営報告記事も対象外とします。
1位:殴られて鼻を骨折! オーウェンの子供時代はまるでシンデレラ!
相変わらず、これは検索で強いです。
2位:「遺伝の法則を無視してねつ造した赤ちゃん」
これも恒例。耳(目?)にタコができていたら、すみません。
3位:「オーウェンも集団ストーカーの被害者?!」
これは意外です! 「集団ストーカー」のキーワードでしっかり流入があります。
4位:「『幸せの始まりは』のマティーはリサ一筋のプレイボーイ」
リライトしたばかりの記事です。自分でもアクセスしたので、ちょっとPVがあやふやですが…。
5位:「ネクタイがドアの取っ手にかかっていたら引き返すべし」
いつも通り。記事内容が乱れているので、早くリライトしないと…と思いつつ手が回っていません。
6位:「『アルマゲドン』の魅力的なオスカー」
3か月連続ランクイン。先月は8位だったので、順位もアップしています。
7位:『ロキ』のメビウスはオーウェンではない!
映画ファンはディープフェイクの弊害はもっと危機感を持つべきですね。
8位:「シェリル・クロウは口が2つ?!」
毎度ランクインするので、ノーコメント。
9位:『ミッドナイト・イン・パリ』は過大評価!
9月にアップした唯一の新記事。かなりコテンパンに貶しているので、本作のファンはご遠慮ください。
10位:「見れば見るほど恐ろしい家族写真!」
これも先月に続いてランクインしました。
🌷10月はどのくらいブログが進むか…🌷
Photo by ©︎20th Century Fox.LLC
何とか食糧の危機は切り抜けたものの、殺される危険は一段と高まっているので、現在かなり警戒中。
私がオーウェンと結婚したと知って逆恨みする女(オーウェンに言い寄って断られた日本人女)から狙われているのですから、用心にも用心を重ねないと…。
10月も自分の命を守り、犯人たちの逮捕に向けて動きながら、合間にブログを整えていくつもりです。
今月もどうかOwenとJaneをよろしく!
・10月の運営報告はこちら➡︎
非常識なのはリサ! 映画『幸せの始まりは』の三角関係シーン
今日は『幸せの始まりは』のちょっと物議を醸すシーンについて。
Photo by ©︎Columbia Pictures.LLC
・公開:2011年
・ジャンル:コメディ、ロマンス
・時間:121分
・出演:リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド、オーウェン・ウィルソン、ジャック・ニコルソン他
本作では、リサが恋人マティーの留守中に勝手に他の男を家に入れてしまってトラブルになるシーンが登場します。
☑️ 同棲中に女性が勝手に別の男を家に上げたら、恋人の男は怒ってもいいか?
☑️ 『幸せの始まりは』で問題となる発言をしたマティーに正当性はあるか?
ちなみに、私は「怒っていい」と思います。同棲しているなら、そのくらいのマナーは守るべきでしょう。
Photo by ©︎Columbia Pictures.LLC
この問題はTwitterのフォロワーさんにもご協力いただきました。問題が恋愛のことなので、アンケートは男女別々に取っています。男女で極端に回答数に差がある上に、中には間違って女性のほうに投票しちゃった紳士方もいらっしゃいましたが…。
紳士方に票を入れてもらうのは、なかなか大変でした。皆さん、なぜか遠慮なさって、私がせっせと頼み込まないと集まらないんです。でも一度応じてくださると、わざわざ返信まで添えて、「なぜ○○の票に入れたか?」を説明してくださる方が大半でしたね。
Twitterの皆さんには、改めてご協力を感謝します。
🌷「ここは僕の家だ」は禁句か?🌷
Photo by ©︎Columbia Pictures.LLC
映画の中盤、リサ(リース・ウィザースプーン)はマンションのエレベーターでばったり会ったジョージ(ポール・ラッド)を、マティー(オーウェン・ウィルソン)と同棲中の部屋に招き入れます。
ちょっと後に戻ったマティーは自分の家のキッチンに見知らぬ男が入り込んでいるのを見て、ご機嫌斜め。
腹を立てて、リサに向かって言います、
マティー︰(他の男を入れてはいけないという事くらい)常識だろ? ここは僕の家なんだ!
さあ、この発言こそ今日のテーマ。
ブルックス監督は「世界中がリサに共感するはず」
脚本も書いたブルックス監督は、このセリフをあるまじき発言として描いています。
監督:世界中の観客がリサの肩を持つはずだ。これを聞いたら、殺人鬼から斧を振り上げられた時のような残酷さを感じるだろう。
一方、オーウェンは音声解説でこれに抗議するように「だって・・・」と口を挟んでいました。この反応から見て、オーウェンはマティーと同じ感覚であることが分かります。悪いのはリサだということですね。
アンケートでは断然マティーに同調する人が多い
私自身はマティーの発言を正当と感じるので、監督の考えにはちょっとびっくり。一般的にはどちらの考え方が多いのか、と疑問に思って、さっそく調査を開始!
【質問】
— Jane|予備用 (@Jane_knowing) 2021年5月15日
2人は男性の家で #同棲 中。ある時、彼女は彼の留守中に他意なく別の男を家に入れた。
彼はそれに気づき、「僕に断りなく呼ぶなんて💢!ここは僕の家🏘だぞ!」と怒った。
さて、この発言をどう思う?
【回答ルール】
女性→この欄
男性→リプ欄#投票宜しくお願いします#恋愛あるある
男性は⬇️こちらからどうぞ
— Jane|予備用 (@Jane_knowing) 2021年5月15日
結果はひと目で分かりますよね? 圧倒的にマティーの味方が多いです。
投票を見ると、男女どちらも「リサが非常識!」と感じる人が最も多いですね。少なくとも、この結果から見て、「世界中の観客がリサの肩を持つだろう」という監督の考えは誤りです。
「どちらでもない」は、リサとマティー両方に問題があるとお考えの方でした。
マティーに正当性あり!
同棲中は2人に権利があるとはいえ、元はマティーの家。しかも、後述するようにマティーはこのシーンまでの間、リサに対してこれ以上ない配慮を見せています。
問題の「僕の家だ!」という発言でさえ、マティーは自分の言い過ぎを後悔し、後でリサに深く詫びています。実に立派ですね。
私は女性ですけど、リサみたいなことをしたらもっと怒鳴られても当たり前と思いますし、マティーが謝る必要性は全然感じません。リサが怒って飛び出すシーンは、いつ観ても「彼女が悪いのに」と思ってしまいます。
ついでに言うと、ジョージも常識がないですね。
まだ沈黙のディナーの経験(!)しかないのに、女性の家にズカズカ入っていくのはちょっと・・・。マティーに対する礼儀も全然なっていませんしね。リサが飛び出したら、ろくにマティーに挨拶もしないで、追いかけて行くんですから。
🌷マティーには怒る権利がある🌷
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マティーがリサにした親切を考えれば、彼の発言は充分に許されるはず。リサはずいぶん彼のお世話になっているんですから。ちょっとくどいかもしれませんが、ここでマティーの親切の例をいくつか挙げてみましょう。
親切その1:夜更けに転がり込んでも、嫌な顔ひとつしない
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チームをクビになった日、落ち込むリサは前触れなしにマティーに会いに行きます。訪ねた時間は夜更け。普通なら非常識とも思える時間帯です。
リサ:いてもいい? 私が夜中に泣いたりしても構わないでね。
こんな風に転がり込んで来られたら、迷惑な時もありますよね? しかし、マティーは温かく迎え入れ、リサの要求どおり、何も聞き出さないという約束を守ります。優しいですね!
親切その2︰リサのためだけにパーティーを打ち切る
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リサはずいぶん勝手なことも言います。夜更けに訪ねた時は、「決して自分の悩みを聞かないでほしい」と頼んだにも関わらず、わずか数日後(翌日の可能性も)には、
リサ:私が落ち込んでいる理由を聞こうともしないのね!
これはひどい・・・。「聞くな」と言われたら、聞かないに決まっているじゃありませんか! 相手の男性によっては、この一言だけでも喧嘩になりそう。
でも、マティーは驚くほど優しい人。「きみが聞くなと言ったんじゃないか」と、呆れながらも、ちゃんとリサの話を聞いてやります。
パーティーの途中だったにも関わらず、リサのためだけにお開きにし、雨の中を一緒に帰ってあげるのも恋人として素晴らしい対応。
ちなみに、この雨の中を帰るシーンで2人に降り注ぐのは本物の雨。オーウェンもリースもずぶ濡れになったそうです。
親切その3︰一生懸命元気づけ、食事も合わせる
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パーティーを打ち切って、マティーの家に戻った2人。「空腹だとよけい悲観的になるから」と、食欲のないリサのためにマティーはヨーグルト風のデザートを作ってやります。そうしながら、リサを元気づける話を即興で披露。ついにはさすがのリサも笑い出します。
ところで、ここではマティーもリサと同じ食べ物をとっていることにお気づきですか?
彼は夕食をとってなかったし、リサと違って精神的に食欲不振なわけでもないので、お腹がすいていたはず。でも、落ち込んで食べきれないリサに合わせて、自分も同じものしか口にしないんです。
リサはこの気遣いに気づけなかったようですが、こんなことをしてくれる恋人はそう多くありません。
個人的に、もう一つ可愛く思えるのは、パチパチスイッチでリサと遊ぶシーン。「もっと楽しみ方を教えてあげる」というマティーは純真で、好感が持てます。
🌷結論:やっぱり非常識なのはリサ!🌷
例の事件が起きるのは、これまで述べてきたマティーの親切がすべて描かれた後。これはやっぱりリサが悪いでしょう。恩を仇で返したも同然です。
マティー:知らない男を家に上げるのは、安全面でも問題があるだろ?
この点も彼の言う通り。沈黙のデートしか経験のない男をキッチンまで呼び込むなんて、時によってはとんでもない犯罪につながりかねません。
リサは善良ではあるけど、かなり迂闊なタイプと見えますね・・・。
マティーがそばでしっかり見守ってあげてこそ、彼女は安全な生活を送っていけるのではないかと思います。
つづく➡
マティーはリサ一筋の誠実な恋人?|『幸せの始まりは』の感想
意外と知られていそうで知られていない映画が『幸せの始まりは』。2011年の公開当時は話題になったようですが、現在は映画ファンでもあまり観ていない気がします。
ジェームズ・L・ブルックス監督のこの作品は、結末にちょっと納得がいかなかったり、登場人物の言動に不自然さがあったりします。本作の人気が下火になっているのも、仕立ての甘さのせいかもしれません。
しかし、いくつか欠点はあるにしても、個人的にはとても好きな作品。オーウェンはオーウェンらしいし、ヒロインを演じたリース・ウィザースプーンや第二の恋人役ポール・ラッドもとても生き生きしています。
Photo by ©︎Columbia Pictures.LLC
・公開:2011年
・ジャンル:コメディ、ロマンス
・時間:121分
・出演:リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド、オーウェン・ウィルソン、ジャック・ニコルソン他
本作でのオーウェンは「一応」フラれ役です。でも「一応」そうなっているだけで、結末はちょっと解釈の余地がありそう…。
ということで、今回はオーウェン演じるマティーの解説がメインとなります。
・予告編
🌷マティーは遊び人ではない?!🌷
この映画は、視点を替えると規定の設定とは全然違うストーリーが見えてくるのが面白いところ。
オーウェンが出演する映画では、しばしば「予定されたストーリーが良い意味で大幅に変更」されます。
『マイナスマン』では殺人鬼を被害者に変更したし、『ウェディング・クラッシャーズ』でも主人公の性格とストーリーの流れに大幅に手を入れています。
マティーの女性関係はリサだけ!
先に結論を言うと、マティーはプレイボーイとして設定されていながら、実際には真面目で誠実な恋人として観客の前に現れます。
逆に真面目で誠実な男性として設定されたはずのジョージは呆れるほどのプレイボーイ。
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マティーのことに話を戻しましょう。
一般的にマティーは、能天気なプレイボーイでリサのことを大事にしないというイメージで知られているのですが、果たして・・・?
ジョージの周りには3人もの女性。では、マティーは?
皆さん、ちょっと目を閉じて、マティーのそばにいた女性を思い出してみてください。
・・・・・・???
そう、実は
マティーの女性はリサ1人!
プレイボーイのはずなのに、彼にはリサ以外、まったく女性の影がないのです。
大量の女性服はただの在庫?
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ブルックス監督は、マティーの家に大量の女性服を置くことで、彼のプレイボーイとしての性格を強調するつもりだったようですが、まったく逆効果。
まず、マティーの見せる服はどれも未使用品ばかり。明らかに袖を通したネグリジェが散らかっているならともかく、あのように新品だけでは、何かの商品にしか見えません。
マティー本人は、
「もてなしの一環さ。(中略)ある点では、女性選びも工場と同じかもしれない。いくつも商品を作り、いずれ一生使えるものだけを選んで工場を畳むんだ」
と付け加えます。
直前に多くのスポーツウーマンと付き合ったことを話していますから、まったく隠し立てするような秘密はないことが分かりますね。
面白いのは、一度怒ったリサが考え直してマティーに詫びること。リサは女性服があったからといって、浮気を示すわけではないと思い直したのでしょう。
何度も言うように、あの服はただの在庫にしか見えません。マティーはスポーツマンですから、何かのコラボレーションで商品をストックしているのかもしれませんし・・・。
ちなみに、リサが謝った時にマティーが言う「足音を聞いた時は、さらに怒られるかと思った」というセリフ、あれはオーウェンのアドリブです。
監督がマティーの気持ちを説明する時に「きみは彼女が戻ってくる足音を聞いて、さらに怒られるかと思うんだ」と言ったのを、オーウェンがそのまましゃべったのだそう。監督はちょっとびっくりしたようですが・・・。
夜更けに訪ねても女の存在はなし!
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本当のプレイボーイなら、どこに行っても女の気配がするもの。しかしマティーはいつも静かに1人で過ごしています。仕事柄、パーティーに出ている時であっても、彼はひたすら給仕に専念するだけ。女はおろか、他の誰ともろくに話もしません。
いきなりソフトボールのチームをクビになり、落ち込んだリサが夜更けにマティーを訪ねた時も彼は1人でした。すでにパジャマに着替え、テレビを観ながら間もなく寝ようとしている様子です。
このシーン1つ抜き出してみても、マティーが節度あるキチンとした生活をしていることが分かりますね。
携帯電話を触っているのはパーティーの準備?
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マティー=プレイボーイ説の最大の根拠となっているのが、リサの視線に気づいて急いで携帯電話をしまい込むシーン。
でもマティーはこの時、特に画面を隠してはいません。後ろにリサが来ればすぐ見えるような位置で操作をしていたわけです。浮気相手と交流するなら、いくら何でも注意が足りないのでは?
じゃあ、マティーはいったい何をしていたのか? これは私の勝手な推測ですが、リサの誕生日プレゼントを選んでいたのだと思います。
リサの誕生日パーティーで、マティーはダイヤの時計をサプライズしますよね? 時計だけでなく、パーティー自体、あれだけ豪勢に整えたのですから、用意にはかなりの時間がかかったはず。マティーはわずかの時間も惜しんで、いろいろ手配したに違いありません。
マティーは電話を操作しながら優しい笑みを浮かべていますが、プレゼントを選んでいる時に見せるような表情に思えるんですよね。
サプライズを計画している時に、当の相手に見られたら、慌てるもの。マティーは内容を見られたのではないかと焦り、リサが勘違いしたのをいいことに軽口を叩いてごまかしたのではないでしょうか。
日本語訳のニュアンスがちょっとおかしい? マティーの軽口シーン
『ナイト・ミュージアム』もそうですが、日本語字幕のニュアンスがあまりに違いすぎて驚くことは多々あります。
『幸せの始まりは』で、ちょっとニュアンスのズレを感じるのが、マティーがサプライズを隠すため(?)に軽口を叩くこのシーン。
字幕では「女は私だけよね?」と不安がるリサに、マティーは「イエスだ、原則はね」と答えます。これも間違いではないのですが、私には原語のニュアンスのほうが面白く感じます。
リサ:ちゃんと一夫一婦制よね?
(中略)
マティー:もちろん、イエスさ! 当たり前だろ? 最重要の関係だよ!
リサ:最重要?
(中略)
マティー:もう僕の奔放な時代は終わったんだ。きみのことを思えば、匿名セックスだって憚られる。(中略)きみのためなら地の果てでも躊躇わずに行く。ちょっと足りないところがあるからって怒らないでくれよ。
ご自身でBlu-rayやDVDをお持ちの方は、ぜひ比べてみてください。ちょっと印象が違うと思います。
ところで、マティーはまさかこの話でリサが自分を疑うとは思っていなかったでしょう。彼にしてみれば、リサとの信頼関係は絶対。リサが本気で自分の浮気を疑ったと知ったら逆にショックかも。
これは許せない! 致命的な字幕の誤訳
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軽口を叩くシーンの字幕もあまり気に入りませんが、もっと酷いのはリサとマティーが愛し合った後のシーン。
まずは字幕の会話を紹介しましょう。
リサ:2人の共同作業。
マティー:3人もいい。
リサ:変態!
これには腹が立ちます! オリジナルでは、マティーは「3人」とは言ってもいません。単に"At least."と言うだけ。
"at least"には、よく知られている「少なくとも」以外にも多くの意味やニュアンスで使われます。
このシーンの会話を、オリジナルに忠実に訳すと、↓こうなります。
リサ:2人だから味わえるものよね。
マティー:どうなんだろうね。
リサ:変な人!
全体の様子から見て、マティーが言った"at least"は大きな意味はなく、リサを茶化して感傷に浸らせまいとした*1発言に思えます。
この"at least"を「3人もいい」などと訳した字幕には怒りを禁じ得ません。マティーに対する名誉毀損です!
🌷リサはやっぱりマティーを選ぶはず!🌷
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ジョージが3人の女性の間でフラフラするのに対し、マティーは一貫してリサだけを愛しています。
では、リサは結局どちらを選ぶのか…。映画ではジョージとともにバスに乗って去りましたが、あれが本当の結末かどうかは不明。
何と言っても、リサの愛情は最後までマティーに向けられています。マティーと別れる時、彼女は明らかに未練たっぷりですし、辛そうに泣いてさえいますよね?
暗示的なリサの最後のセリフ
面白いのは、ジョージから「僕を愛している?」と聞かれて、リサが困ってしまうラストシーン。引きつったように笑い、相手の手を握るのですが、じっと見つめてくるジョージに言うのは何と、
「ジロジロ見ないで!」
しかも、これが映画最後を締めくくるセリフなんです。ブルックス監督がどう考えていようと、これではジョージに脈はありません。
リサがジョージを選ぶのは、単なる同情心。人生のピンチに追い込まれて必死にすがってくるジョージを振り切れなかったのです。
しかし、そこまでの流れを観ていれば、リサとジョージが上手くいかないのは一目で分かります。彼らの関係はどう長く続いても1日が限度でしょう。
リサとマティーの絆は堅い!
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はっきり言って、ジョージはリサの人生に何の影響も及ぼしていません。
生きがいだったソフトボールの世界から追い出され、途方に暮れて悲しんでいたリサを支えたのはマティー。マティーは明るく優しい性格でリサをしっかりと抱きとめ、心身ともにサポートしたのです。
リサ自身はマティーの献身的な愛情をちゃんと理解していたとは言えません。時にはマティーを誤解したり、常識ない行動をとってマティーを傷つけたりもします。
しかし、それでもリサがマティーを頼り、離れがたく思っているのは確か。ちょっとしたことですぐにヤキモチを焼くのも、彼女が本当にマティーを愛している現れです。
さっき、リサがジョージのもとにいるのは1日が限度だろうと書きました。しかし、もっと思い切ったことを言えば、映画が終わったあの後1時間もすれば、リサはマティーのところに飛んで帰って来ると思います!
人生の危機を支えてくれたマティーとの絆は、そんなに簡単に壊れるものではありません。
マティーとリサの関係、もうちょっと掘り下げたいので、この映画の話をもう少し続けます。
つづく➡
*1:この時のリサはひどく落ち込んでいて、感情を安定させるのが必要な状態。
8月の運営報告|iPhoneに替えてブログ執筆も快適に!
今回は運営報告がずいぶん遅くなってしまいました。
ツイートは毎日投稿していましたが、最近は現実で変なトラブルが相次ぎ、その被害はオーウェンにも及んでいたので、内容はもっぱら被害に関することばかり。
しかも、何と! オーウェン本人までが変な生活支援施設に押し込められてしまったよう!
大変! オーウェン・ウィルソンも変な施設に入れられてしまったみたい!😱場所は私のいる神奈川県からさほど遠くないみたいだけど、私たちとまったく同じ目に遭ったらしい。財産を搾り取られるだけ取られて、ものすごく悔しい思いをしている。#テクノロジー犯罪 #集団ストーカー pic.twitter.com/8wRFGtefJ4
— Jane|映画を考察する人 (@Jane_Knowledge) 2022年9月7日
2月に売春夫にされそうになったと思えば、今度は変な施設に押し込められて監視される。集団ストーカーのしつこさときたら、完全に狂気の世界です!
➡️関連記事
🌷8月の運営報告🌷
iPhoneに替えたので、操作は一気にしやすくなったものの、現実生活での金銭トラブルのせいで思ったようにはブログに取り組めませんでした。
また現在はWi-Fi環境ではなく、スマホの回線を利用してブログを書いているので、アクセス数に自分が入り込んでしまっています。
あまり正確なデータではありませんが、せっかくなので、今月も遅ればせながら運営報告をしようと思います。
記事数
リライトを含めて5記事。テーマは主に『ウェディング・クラッシャーズ』がメインでした。
PV数
2266PV。しっかり更新できてなかったので、この程度でしょう。
流入バランスは⬇この通り。
だいたい、いつもと変わりませんね。
ユーザー数
合計1522ユーザー。48ユーザーがリピーターでした。
地域はいつもどおりインターナショナル。
今月の訪問元は15か国。
収益
収益面はイマイチです。アドセンスがうまい棒(旧価格)に換算して16本分。
ついでに言うと、現実生活では集団ストーカーに金銭を盗まれたせいで食べるにも事欠くようになりました…。
🌷8月に最も読まれた記事10選🌷
だいたい似たり寄ったりですが、新記事もちょっと入ってますね。
1位:「殴られて鼻を骨折! |オーウェンの子供時代はまるでシンデレラ!」
「オーウェンウィルソン 鼻」のキーワードで1年以上1位キープ成功!
2位:「遺伝の法則を無視してねつ造した赤ちゃん」
これも恒例。いいかげんオーウェンの子供にまつわるフェイクニュースは消えていい頃だと思います。
3位:「オーウェンも集団ストーカーの被害者?!」
新記事です。大事なことなので、読まれてよかった!
4位:「『マーリー』はオーウェンらしくない」
なぜか急にこの記事のアクセスが伸びました。検索から入ってきたようですが、どうしてかしら。初期の記事なので、内容は酷いのですが…。
5位:「ネクタイがドアの取っ手にかかっていたら引き返すべし」
恒例でくどいので、コメントはなし。
6位:「シェリル・クロウは口が2つ?!」
これも毎度ランクインするので、ノーコメント。
7位:「『ウェディング・クラッシャーズ』のあのシーンはこうして作られた」
これはリライトほやほやの記事ですね。
共演女優の胸を触らないといけなくなって、オーウェンがベソをかいたエピソードも収めています。
8位:「『アルマゲドン』の魅力的なオスカー」
2か月連続ランクイン。ほとんど検索流入に頼っています。
9位:「見れば見るほど恐ろしい家族写真!」
オーウェンの家族写真などとデタラメのキャプションをつけて報道された写真の間違い探しをどうぞ。
10位:「7月の運営報告」
運営報告がランクインした珍しいケース。タイトルのおかげかも。
🌷最後に🌷
集団ストーカーのせいで金銭トラブルが発生し、食べ物にも困る状況になったために、最近はブログも滞ってしまっています。
ストーカーのシナリオ通り、現在の私は生活困窮者の施設に半監禁状態ですが、犯人連中には負けません。
9月も合間を見ながらブログをきちんと運用していきたいと思うので、今月もJaneをよろしく!
・9月の運営報告はこちら
『ミッドナイト・イン・パリ』は実は駄作?オーウェンの個性を消した珍映画
オーウェンの出演作としてよく知られている映画の1つに『ミッドナイト・イン・パリ』があります。
しかし、私自身はあいにくこれを【駄作】と思っています。ファンの方、ごめんなさい!
Photo by ©︎Sony Pictures Classics.Inc
・公開:2011年
・ジャンル:コメディ、ファンタジー、ロマンス
・時間:93分
・出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、レア・セドゥー他
はっきり言って、本作が面白くないのは監督のウディ・アレンのせいですね。オーウェンを主役に迎えているにも関わらず、彼の才能をまったく活かせずに終わってしまっています。
これなら一般的に酷評されている『ビッグ・バウンス』のほうが遥かに面白いし、内容もちゃんとしています。
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そういえば、リーアム・ニーソンもアレン監督の『妻たち、夫たち』に出演した時はまったく個性を発揮できていなかったのを思い出します。
アレンの場合、アレンの個性が真っ先に打ち出され、演じる俳優は型にはめられてしまうようです。
🌃『ミッドナイト・イン・パリ』はとにかく退屈!🌃
Photo by ©︎Sony Pictures Classics.Inc
最初にも書いたように、この映画の感想はとにかく「面白くない」の一語につきます。しかしブログに取り上げておいて、この一語に終わらせるのもどうかと思うので、理由を書きましょう。
面白くない理由①︰ストーリーが半端
まず、ストーリーが下書き段階としか思えない酷さです。
真夜中のパリでタイムスリップする発想はなかなか面白いですが、その先に進まない。タイムスリップしただけで、そこではパーティーに参加するだけです。
主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)は「過去に夢を持つのは意味がない」と悟って終わりますが、この結論に至るまでの伏線がまったくないので、無理やりこじつけた感じが拭えません。
面白くない理由②︰作品がオーウェンの個性を消している
オーウェンは自分で物語を作り、アドリブの才能にも恵まれた俳優。彼の映画で素晴らしい作品が多いのは、いつもオーウェンが自分のアイディアを盛り込み、時には脚本に大幅に手を入れて作り込むおかげです。
オーウェンのアイディアのおかげで、低俗な映画が感動的なストーリーに変貌した代表が『ウェディング・クラッシャーズ』。
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ところが、この『ミッドナイト・イン・パリ』では、オーウェンは「ウディ・アレンの駒の1つでしかない」のです。アレンが考え、書いたものをオーウェンはそのままなぞるだけ。
これではオーウェンが輝けるわけがありません。『ミッドナイト・イン・パリ』もオーウェンが手を加えていれば、もっと生き生きしたでしょうに・・・。
ついでに言うと、パリという街の雰囲気もオーウェンとはミスマッチな感じがしました。パリのあの退廃的なムードは、生命力溢れる溌剌としたオーウェンとは不協和音を奏でています。
🌃ギルという役柄がオーウェンにミスマッチ🌃
Photo by Alberto E. Rodriguez - © 2011 Getty Images
オーウェンの個性が活かせていないだけでなく、この役はあまりにもオーウェンと性格が噛み合わないのが本作の最大の欠点。
とにかく終始オーウェンが窮屈そうに見えてしまいます。
ウディ・アレンのピント外れ
Photo by ©︎Sony Pictures Classics.Inc
もともとアレンは主人公にオーウェンを想定していませんでした。周囲が勧めても、アレンは首を振りました。
オーウェンのことをコメディ映画で観て「陽気なミーハー兄ちゃん」と決めつけたからです。
ウェス・アンダーソンが聞いたら怒りそうな発言ですね。わたしも憤慨しましたが。
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しかし、結局「ぴったりの俳優が見つからなかった」という理由でオーウェンにオファーをかけます。
アレン:いざ会ってみるとオーウェンは真面目な人で、ミーハーじゃなかったよ。
オーウェンに対するイメージを改めたのはよかったものの、アレンはさらにとんでもないミスを犯してくれました。
事もあろうに、アレンはオーウェンが演じた役柄の初期設定だけに目を留めたので、めちゃくちゃになってしまったのです。
どういうことかと言うと、『シャンハイ』シリーズや『ウェディング・クラッシャーズ』を思い出してみてください。
ロイもジョンも脚本の設定通りなら、社会の常識に収まりきれない遊び人のアウトサイダー。しかし、オーウェンは独自の解釈と演技でイメージを変えることに成功しています。
しかし、アレンはプレイボーイや泥棒などの役柄の設定だけに着目したらしく、本作ではギルが婚約者のピアスを盗むシーンを入れ、ここだけ妙に浮いた場面になってしまっています。
オーウェンは共和党、ギルは民主党
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オーウェンは政治的な発言はほとんどしませんが、思想は保守的で基本的には共和党を支持しているようです。
2005年には青年共和党に入り、2016年の大統領選挙では、オーウェンはドナルド・トランプを熱烈に支持しました。
ところが、『ミッドナイト・イン・パリ』のギルは根っからの左派で共和党の悪口まで言います。
政治思想が真反対の役を演じるのは、オーウェンにとってやりにくかったでしょう。
フラフラした性格のギルと一本筋を通すオーウェンの対立
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政治思想だけでなく、ギルとオーウェンは性格そのものがチグハグです。
オーウェンがチグハグな役を演じることそのものは、別に珍しくも何ともありません。『ウェディング・クラッシャーズ』も『シャンハイ』シリーズも『トラブル・マリッジ』も、彼が演じた役は脚本上ではひどい性格の男ばかりでした。
しかし、これらの映画では必ずオーウェンが手を加え、好感の持てる人柄へ昇華させています。
一方『ミッドナイト・イン・パリ』は何度も言うように、オーウェンの個性が入り込む余地がなさすぎるのです。
ギルは恋しているかどうかも分からない女性と婚約し、タイムスリップすればその時代の女性とデート。最後には両方とも放り出して雑貨店の女店員と付き合いだします。
言動は行き当たりばったりで、発言は軽率。おまけに社会主義者。
もしギルが実在の人物なら、オーウェンとはどうしてもウマが合わないでしょう。こんな役をオーウェンがそのまま演じる羽目になったのですから、観ている側は(特にオーウェンをよく知る観客は)ずっと違和感が拭えません。
🌃結論:『ミッドナイト・イン・パリ』はオーウェンファンにはおすすめできない🌃
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一般的には評価の高い映画をコテンパンに貶したので、憤慨なさった方もいるかもしれません。
『ミッドナイト・イン・パリ』は確かにアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされ、いくつかは受賞もしています。
オーウェンもゴールデングローブ賞にノミネートされ、彼の数少ない賞歴の1つになりました。
とはいえ、もっと演技力のない俳優がいくらでも受賞しているというのに、オーウェンがまったく受賞歴がないのも不思議ですが…。
しかも俳優としてノミネートされたのは、いちばんオーウェンらしくない本作なのもびっくり!
とにかく、『ミッドナイト・イン・パリ』は作品とオーウェンの気質があまりにミスマッチなので、オーウェンファンにはおすすめできません。
そう言う私は本作をちゃんとDVDで持っていますが…。似合わないとはいえ、やっぱりオーウェン本人はとても素敵ですから。
オーウェンにはスピリチュアル能力がある? 映画に見る超能力
タイトルの通り、オーウェン・ウィルソンの超能力についての短いコラム。もしかしたら、オーウェンは超能力を持ち合わせる人間の1人かもしれません。
というのも、監督もストーリーも映画会社も異なる2つの作品で、オーウェンは同じ透視能力を見せているからです。
もちろん、映画ではあらかじめ脚本や小道具がありますから、超能力を演じるのは簡単です。
しかし、オーウェンが透視能力を見せた映画は『ウェディング・クラッシャーズ』と『ミート・ザ・ペアレンツ3』。どちらも透視のシーンは必要ない現実的なコメディ映画ですよね?
このブログの読者ならご存知と思いますが、オーウェンが出演する映画の場合、役柄は様々であっても、細かい部分で必ず彼自身の性格や特技が活かされることがほとんど。
そうなると、映画に出てきた透視シーンはオーウェンの性質から拾ったものと考えても、それほど不自然ではないと思います。
💎『ウェディング・クラッシャーズ』では箱の中身を百発百中💎
Photo by ©︎New Line Cinema
『ウェディング・クラッシャーズ』は2005年に公開され、アメリカで大ヒットしたロマコメ映画。
オーウェンは主人公のジョンを演じ、脚本を大幅に変更して、感動的なストーリーに仕上げました。
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さて、このジョン、恋人のクレアと初めて出会った時に、結婚式に寄せられたプレゼントの中身を全部言い当てて、クレアを驚かせます。
ちょっと長くなりますが、シーンを見てみましょう。
クレア:なぜ(プレゼントの中身が)分かるの?
ジョン:ちょっとそういう能力があるんだよ。
クレア:本当? じゃあ、あの箱の中身は?
ジョン:ドイツ製ナイフ。とてもいい品だよ。
クレア:じゃあ、あっちのは?
ジョン:エジプト製リネン。
クレア:まあ、本当に分かるのね!それじゃ、あれは何だと思う?
ジョン:見てて。これは食器類、あれは燭台、こっちはクリスタルの脚付きグラスだけど、新郎新婦は使わないと思うな。
クレア:(自分の持っていたプレゼントを渡して)じゃあ、今度はこれよ。当てて。
ジョン:これは・・・マッサージオイルと宗教の本だね。送り主は変わり者のおばさん!
クレア:確認してみるわ。
ジョン:誰から?
クレア:ミリーおばさんだわ!
これはオーウェンが付け加えたのではなく、元の脚本にあった場面。しかし、ドプキン監督は最初からジョンをオーウェンにオファーすることを決めていましたから、彼の能力を考慮して作ったのではないか、と思いたくなります。
💎『ミート・ザ・ペアレンツ3』では透視を活かして人命救助💎
Photo by ©Universal Pictures
もう1つオーウェンが超能力を発揮する映画が『ミート・ザ・ペアレンツ3』。
土の中に埋もれてしまったジャック(ロバート・デ・ニーロ)を、ケヴィン(オーウェン)が透視で位置を探り当てて助け出すシーンがそれです。
このケヴィンは芸術的センスもあればインテリアにも凝る、いろいろ才能があるキャラクター。この3作目では透視以外にも子供を一瞬で眠らせるなど、特殊能力を発揮しています。
この2つの作品の制作陣に繋がりはなさそうですし、共通点は唯一オーウェンが演じると分かっていた点のみ。
実際、彼の知人の間では「オーウェンは透視できるんだよ」と噂されていて、隠れたものを言い当てることができるそう・・・。
オーウェンならそれもあり得ると思いますね。あの独特の、何かを突き抜けた感じの目つきを見たら、透視能力も容易に信じられます。
💎映画としては『ウェディング・クラッシャーズ』のほうがおすすめ💎
©︎Personal Photo of Owen Wilson
オーウェンはアドリブを得意とする俳優であることもあって、たいていの映画には彼の資質が顔を覗かせています。
しかし透視力に関しては、オーウェン自身の能力を元に映画製作された様子が感じられ、面白いです。
ところで、この記事では『ウェディング・クラッシャーズ』と『ミート・ザ・ペアレンツ3』の2作に触れましたが、映画としては断然『ウェディング・クラッシャーズ』のほうがおすすめです。
『ペアレンツ』シリーズは3作までありますが、ストーリーにまるで発展がなく、場面によってはかなり品が悪いので、万人にはおすすめできません。せっかく豪華俳優が多く出演しているのに、まったくそれを活かしきれず、残念な映画です。
でも、オーウェン演じるケヴィンは素敵だし、主演はベン・スティラーなので一見の価値はあるかも…。
オーウェンも被害者の1人? 恐ろしい集団ストーカーの実態
最近やっと集団ストーカーの犯罪が取り上げられるようになってきました。
この数日、Twitterでは「#集団ストーカーは実在します」のハッシュタグで被害者たちがデモをし、この犯罪が明るみに出るのも時間の問題になってきました。
「なぜ、そんなことをブログに書くの?」と聞かれそうですね。理由は簡単、オーウェン・ウィルソンも集団ストーカーの被害者だからです。
ついでにいうと、私と母もこの4年間ずっと集団ストーカーに悩まされ続けています。
🧨日本で集団ストーカーに悩まされる現在のオーウェン🧨
オーウェンが「この4年ほど映画に出ていない」ということは、このブログでも度々書きました。
近年ディープフェイクが蔓延り、ハリウッド映画にまで侵入しているのは、本当に腹立たしく、恐ろしい事実です。
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じゃあ、この間オーウェンはどこにいたのか? というと、日本です。
四方八方から車を囲まれ、監禁され・・・
2020年、オーウェンが日本で監禁されて殺されかけた事件は↓こちらで取り上げました。
今だから言いますが、記事で取り上げた「オーウェンが大声を上げて警告し、助けようとした相手」というのは実は私の母。すでに私と母も集団ストーカーのターゲットになっていたわけですが、そのことをはっきりと教えてくれたのがオーウェンでした。
その時点で彼自身も集団ストーカーにつけ狙われていました。母は周囲の様子を見るため外に出ていた時に、オーウェンが乗る車が四方八方から他の車に取り囲まれる様子を目撃しています。
マンション裏の非常階段に繋がれて突き飛ばされたことも?
2020年当時私と母が住んでいたマンションの裏階段に、オーウェンは何時間も繋がれ、あげくには突き飛ばされたようです。
母と私がものすごい音にびっくりして飛び出したときにはもう連れ去られた後でした。しかし、現場の様子といくつかの事実を合わせると、裏階段でイジメを受けていたのはオーウェンに間違いないと思います。
メールや電話などすべて遮断される
2020年に殺されかけた後オーウェンは何とか回復して、私と母に連絡を取ろうとしましたが、電話・メール・手紙などすべて遮断されるので、コミュニケーションを図るのも一苦労。
結局、私たちは別の手段で連絡を取り合うことにしましたが、その方法にも集団ストーカーの影響がまったくないわけでもなく、うんざりしています。
子供連れの女が次々とオーウェンの泊まっている部屋の前で騒ぐ
2021年の夏、オーウェンが私のそばの部屋に泊まった時の集団ストーカーの凄まじさは酷いものでした!「私たちを間違っても会わせまい」とばかり、24時間ずっと騒ぎながら見張り続けたんです!
特に酷い目に遭ったのはオーウェンのほうで、子供連れの女が次々と(全員、日本や中国のアジア人)押しかけてはオーウェンに結婚を迫っていました。
🧨近年増加している集団ストーカー犯罪🧨
この数年は集団ストーカーによる【社会的抹殺を目論む犯罪】が急増しています。アメリカではギャングストーキングと呼ばれ、極めて悪質な犯罪です。
この犯罪については、↓こちらの記事が詳しくて分かりやすいです。
日本ではまだ認知度が低く、加害者もギリギリ法律に抵触しない範囲で攻めてくることが多く、警察に行っても取り合ってもらえないのが現状です。
加害者側は周囲にバレないように行動しており、“集団でのストーカー”を主張し被害を訴えても、精神を病んでいるとして取り合ってもらえないこともある ようです。
まずは、被害の状況をしっかりとメモにとり、自分がどのような被害にあっているのかをしっかりと記録するようにしましょう。
さらに、自宅に盗聴器や盗撮器が仕掛けられていないかチェックすることも重要です。
前述の通り、相談しても取り合ってもらえない可能性があるため、警察へ相談に行くときや被害届などを出したい場合には、音声を録音する ようにしてください。
相手の態度に変化が出ることもあるでしょう。
この数年はオーウェン以外にも、多くのアメリカ人の俳優や有力者たちが集団ストーカーの被害に遭っています。
集団ストーカーの目的は利権や政治がらみが多い
集団ストーカーのターゲットにされてしまう理由は様々なようですが、基本的には政治や利権が絡んでいることがとても多い印象です。
「なぜ私のような一般人をストーカーするの?」と思っても、よく考えるとターゲットは直接的・間接的に何らかの利権に影響がある人物であるパターンが多く見られます。
例えば、私の場合は「オーウェンから求婚された」のがそもそものキッカケです。
私が結婚して生命保険を受け取れなくなることを危惧する者、財産目当てにオーウェンとの結婚を目論む女たち(大半が日本人もしくは中国人・韓国人)などが寄ってたかって嫌がらせを始めました。
悪意ない公共施設が集団ストーカーに利用され、乗っ取られることも多い
集団ストーカーの犯罪には二次被害もあります。犯罪とは知らずにストーカー行為に加担させられた人々が、この二次的な被害者です。
こちらの↓集団ストーカーのターゲットになってしまった方の体験談が分かりやすいです。
ここにも書かれているように、集団ストーカーは創価学会と密接な関係があります。もちろん公明党もセットだし、共産党も関与しています。
私と母も身を守るために2021年からはホテル暮らしですが、やはりすぐに集団ストーカーがなだれ込んでホテルを台無しにしてしまうんですよね…。
ホテルの支配人が実権をなくしてしまったパターンやスタッフが不当に解雇されてしまうなど、完全に乗っ取られた宿泊施設もありました。
私と母は集団ストーカーをこうして制御した!
私たちは他の被害者と比べると1つだけ有利な点があったかもしれません。母が集団ストーカーどもが次に何をするか事前に察知して、いつも裏をかいてきたからです。
ストーカー行為を完全に止めるわけではないものの、私たちが鼻を明かしたことで恐怖を感じた犯人も何人もいました。
これを書いている今現在も、集団ストーカーは依然として私たちに付き纏ってはいます。しかし、数はずいぶん減ったし、犯人たちが私たちを怖がっているのは疑いのないところ。
常に先手を打ち、ストーカーどもに怯えた様子を見せない。これが集団ストーカー被害を少しでも軽くする秘訣です。
🧨誰でもいつ集団ストーカーのターゲットにされるか分からない🧨
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今これを読んでいるあなたも、いつ被害に遭うか分かりません。
ターゲットにされてしまった時の状況は↓こちらに細かく紹介されています。
当てはまる数が多ければ多いほど、ターゲットにされている確率が高まります。
少しでも「おかしいな」と思うことがあれば、TwitterでもInstagramでもブログでもいいので、積極的に発信していきましょう。集団ストーカーといえども、犯人はやはりバレるのを嫌がるので、SNSで公にされただけでも多少犯行を控えたりしますよ。
明日は我が身と思って、どうかあなたも自分の身を守ってくださいね。
『ウェディング・クラッシャーズ』の舞台裏|あのシーンはこうして作られた!
『ウェディング・クラッシャーズ』にはオーウェンが思いついて挿入したシーンがたくさんあります。ラストのプロポーズシーンもそうですし、ジョンの心理描写シーンもすべてオーウェンのアイデア。
そもそもジョンという人物の性格そのものが、オーウェンが演じることで大幅に変更されています。
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・公開:2005年
・ジャンル:ロマンスコメディ、ドラマ
・時間:119分
・出演:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムス、ブラッドリー・クーパー、他
あらすじ・キャストは↓こちらをどうぞ。
今回は、作品そのものの考察というより、製作の裏話をメインにお話ししようと思います。
先にざっと内容を紹介すると、
・オーウェンが嫌がった、クリアリー夫人とのきわどいシーン
・トッドの描いたジェレミーの変な肖像
・オーウェンおすすめの愛らしいゲーム
念のために書いておくと、この映画でオーウェンが演じたのはジョン。以下、「ジョンは〜」とか「ジョンを〜」と書いているのは=オーウェンが演じた役、とお考えください。
💛お子様禁止! クリアリー夫人の誘惑💛
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『ウェディング・クラッシャーズ』はアメリカでは18禁の映画。その最大の理由になっていそうなのが、ジェーン・シーモア演じるクリアリー長官夫人がジョンに自分の胸を触らせるシーン。
クリアリー夫人はクレアの母。夫との関係はとうの昔に冷え切っていて、何を思ったかジョンに色目を使いだします。あげくにはジョンが部屋に1人でいるところを狙い、自分の胸を触るように強要する始末。
ジョンは恋する人の母親なので邪険にもできず、本当に困りきってしまうのが問題のシーンです。
オーウェンはとにかく嫌がった
オーウェンはすっかり神経質になってしまい、相当イヤな思いをしました。とにかくこのシーンではコチコチになってしまったらしく、一度はNGを出してしまっています。
ヴィンスから「彼女(ジェーン・シーモア)の胸を触るの、ワクワクした?」と聞かれて、オーウェンはこう答えています。
オーウェン:朝から楽しみで仕方なかったと言いたいところだけど、実際は違うんだ。とにかく気まずくて・・・。だって、50人以上のスタッフが見ている前で、彼女の胸を触らないといけなかったんだよ!
おまけに僕は彼女の家族とも知り合いだし、トラブルになりはしないか心配でたまらなかった。まあ、そんなことはなくて済んだけど・・・やっぱり・・・。
このブログの読者さんなら耳にタコができるほどになっていると思いますが、彼はとにかく生真面目でお堅い性格。映画だから割り切る、ということができない性分なのです。
自尊心をかき集めて僅かな変更を加える
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かわいそうに、身の置き場がないほど恥ずかしい状況に追い込まれてしまったオーウェン。しかし、それでも自分が演じるジョンに不倫疑惑がかからないよう、シーンに小さな変更を加えています。
オリジナルの脚本では、ジョンに胸を触らせた夫人は図に乗って彼に抱きつき、そこでこのシーンが終わる予定でした。
しかし、これではカメラが切れたあと2人が何をしていたか不透明で、怪しむ観客も出てくるはず。
そこでオーウェンは、夫人が自分から部屋を出ていくように変えてしまいました。
夫人は「あなたって、イヤらしいお方」と訳のわからないことを言って去っていきます。確かに、こうすればジョンの身の潔白は疑われずに済みますよね?
オーウェンがボロボロにされた自尊心をかき集めて、何とか名誉を守り抜いた印象で、微笑ましい感じもします。
ジェーン・シーモア本人はこのシーンを面白がっていた
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では、触られる側のジェーン・シーモアはどんな気分だったのでしょう? 普通なら、半裸にさせられる彼女のほうがもっと恥ずかしいはずですよね?
しかし、意外にもジェーン本人は何とも思っていなかったようです。
ジェーン:私はこのシーンをオーディションでやったの。あの表情と仕草は私が思うままに演じたのよ。
オーウェンはどうもかなり緊張しちゃったみたいね。私の胸に手を置いて、「どう思う? 大丈夫?」とでも言いたげに見上げてくるから、私、言ってあげたのよ。「ジェーン・シーモア本人として触るなら問題だけど、キティー・キャット(クリアリー夫人の愛称)としてなら平気よ」ってね。
これはむしろノッている感じさえあります。
ジェーン・シーモアは若い時には『007/死ぬのは奴らだ』で、官能的なボンドガール(特に露出してはないらしい)を演じ、かなりきわどいポートレート写真を何枚も残したりしているので、脱ぐことにあまり抵抗はないのかもしれませんね。
オーウェンは女性のヌードシーンに同情的
オーウェンはヌードシーンを撮る羽目になった女性にはいつも同情的。『クラッシャーズ』はジェーン・シーモアのこのシーンだけでなく、端役の女の子たちもヌードを見せるので、オーウェンは気の毒がっていました。
オーウェン:あの女の子たちもかわいそうに。映るのはたった数秒なのに、撮影の時は何テイクも取るから、すごく時間がかかったんだ。とても恥ずかしかったと思うよ・・・。
どうでしょうね? 意外とヌードを自慢する女性も多いから、オーウェンの心配は杞憂だったかも。
思えば、男性のオーウェンは人前で肌を露出することにものすごい抵抗があるのに、本来ならもっと気にするべき女性が無頓着なのは驚きですよね。
男女関わらず、現代人にはオーウェンを見習って、慎みを意識してほしいものです。
💛トッドの絵についてのオーウェンの助言💛
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クリアリー家に泊まった最初の夜、ジェレミーはゲイの気があるトッドに関係を迫られて迷惑します。画家でもあるトッドは描き上げたばかりのジェレミーの絵を見せて愛情を示しますが、この絵は何とオーウェンの提案!
最初からトッドがジェレミーの肖像を描く設定はありましたが、パッと見ただけでは分からない、抽象的な作品になるはずでした。
しかし、オーウェンは「どうせ描くならはっきりヴィンスと分かる絵のほうが面白いよ」と、ダイレクトな肖像画を提案。
結果は大成功で、大爆笑だったようです。
正体がバレて屋敷を追い出される時、ジェレミーがちゃっかりこの絵を持って出るのを見てジョンが呆れ顔になるのもオーウェンのアドリブ。
クレアに誤解されて失意のどん底にも関わらず、ジョンがちゃんと奇妙な絵に気づくところが面白いです。
💛オーウェンお墨付きの手合わせゲーム💛
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ビーチでやっと2人きりになれたジョンとクレア。静かに心を通い合わせるうちに、手合わせゲームを始めます。
互いの手を合わせ、相手の手を軽く叩いては自分が叩かれないように逃げる単純なゲームですが、これをしたがったのはオーウェン。ビーチのシーンでぜひこのゲームをして、クレアと親密になっていく様子を描きたかったようてす。
オーウェンは現実でもこのゲームをする?
オーウェン:このゲームはとてもいいんだよ。相手に触れることができるだろう? 恋人との距離を縮めるのにピッタリなんだ。
音声解説でオーウェンはヴィンスにこう話していましたが、恋人に愛を打ち明ける時のオススメとでも言わんばかりの口調。子どもみたいに無邪気で可愛いですね・・・。
もしかして、オーウェンは恋する女性にこんなゲームを持ちかけるんでしょうか? まあ、彼がしたら愛らしいけど、でもヴィンス・ヴォーンはどうでしょうね? ヴィンスが「手を出してみて」とか言ったらちょっと・・・。まあ、まず真似しなかったと思いますけど。
やっぱりオーウェンって、発想が愛らしく純真ですね。彼の大きな魅力の1つです。
物語の上でもゲームが重要な役割を果たすことに
映画の中でこのゲームをしたいとオーウェンが言った時、クレア役のレイチェルは初め渋って嫌がりました。彼女の感覚ではあまりに子供っぽく思えたのでしょう。
しかし、オーウェンが諦めようとした翌日、彼女は急に考えを変え、「やっぱりあのゲームをしましょうよ」と言い出したそう。がっかりするオーウェンのことがかわいそうになったのでしょうか?
いずれにしても、このゲームは映画でかなり効果を上げています。
オーウェンの狙い通り、2人の心の絆を感じさせる場面に仕上がっているうえに、重要な伏線の役割まで果たしているのです。
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数か月後、ジョンと音信不通になり、嫌々ながらサックとの結婚の準備を進めるシーンで、クレアはふとこのゲームのことを思い出します。
クレア:ねえ、手を出してみて。
サック:今はちょっと・・・
クレア:お願い!
(サックはいかにもうんざりしたように腕時計にちらりと目を走らせ、両手を出す。クレアは軽く彼の手を叩くが、サックは反応なし。)
クレア:ちゃんと手を動かしてよ。
サック:うるさい女だな!
このひどい言い方を聞いて、クレアはますます落ち込み、サックとの結婚に疑問を深めていきます。
オーウェンが思いついたゲームがクレアの心理状態の描写にも役立つことになって、とても印象的な出来上がりになっていますね。
💛製作過程でオーウェンが果たした役割は大きい💛
もともと脚本家からスタートしたオーウェンはやはり映画作りにとても秀でています。『ウェディング・クラッシャーズ』でも、主人公の性格を【大改造】し、小道具に目を配り、脚本にないシーンを大幅に追加し・・・と大活躍!
クリアリー夫人の誘惑シーンのように、必ずしも意に沿わない設定でもできるかぎり道徳的に処理したりして、オーウェンの真面目な性格が伺えます。
正直に言って、『ウェディング・クラッシャーズ』のオリジナル脚本には何の感動もありません。あのまま製作されていたら、観客はちょっと笑ってすぐに忘れたでしょう。
この映画がアメリカで大ヒットしたのは、一重にも二重にもオーウェンの優れたアイデアのおかげだったと思います。
ジョンの告白シーンをオリジナル脚本と比較! 映画『ウェディング・クラッシャーズ』の見どころ
コメディながらかなり重いテーマも織り込まれている映画『ウェディング・クラッシャーズ』。
特に主人公ジョン(オーウェン・ウィルソン)が絶望のあまり気が触れてしまうあたりは、コメディを観るつもりで視聴した観客には衝撃でしょう。
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しかし、正気を取り戻してからのジョンは誠意あふれる訴えで恋人クレアの誤解を解くことに成功します。
Photo by ©New Line Cinema
・公開:2005年
・ジャンル:ロマンスコメディ、ドラマ
・時間:119分
・出演:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムス、ブラッドリー・クーパー、他
あらすじ・キャストは↓こちらをどうぞ。
ジョンが苦悩を乗り越えて、クレアに心からの愛情を訴えるシーンは、本作のクライマックス。ここは大部分、ジョンを演じたオーウェン・ウィルソンによって創作され、オリジナル脚本とは大幅に変更されています。
せっかくなので、オリジナルとどのくらい変わったのか、お目にかけましょう。
💛ラストシーン、オリジナル脚本との違いは?💛
Photo by ©New Line Cinema
映画の最後、ジョンが自分の生活態度を悔いて、クレアに自分の想いを伝えるシーン。
ドプキン監督はオーウェンの演技力と話し方に非常に感動し、「とにかくオーウェンは素晴らしい」と大絶賛! ついでに言うと、この監督はオーウェンの大ファンであるらしく、コメンタリーの間中、何かにつけてはオーウェンを褒めちぎっていましたが、この最終シーンには中でも特に感銘を受けたようです。
ここは脚本から大幅に変更された場面でもあります。
オリジナル版は陳腐で感動ゼロ
まずはオリジナルのセリフをご紹介します。「本当にこれがあの感動のシーンのオリジナル?!」と疑うほど、まったく雰囲気が違います。
ジョン:そうさ、僕は嘘をついた。だって、怖かったから・・・。でも、怖がっていたのは僕だけじゃない。クレア、きみもサックのことを話す時はとても怖そうだった。きみはこの間抜けのことなんかちっとも愛してないんだよ!
サック:(カッとなって)もうたくさんだ!
ジョン:きみは本当は僕を愛してくれているんだ。僕はきみを愛している。きみのすべてが好きなんだ。それなのに、きみは他の男と結婚するつもりなの? クレア、僕はきみのために生き方を変えたんだ。きみも僕のために選択を変えてくれないだろうか?
かなり強引な説得。おまけにかなり自己中心的ですね。このまま映画化しなくてよかったと思います。
オーウェンが仕上げた完成版は・・・
今度はオーウェンが自分の感覚と性格に基づいて仕上げた、現行バージョン。ちょっと長いですが、こちらも抜書きしてみますね。
ジョン:きみがあの時接したあの男は偽物じゃなかった。あれが僕の本当の姿なんだ。確かに名前は偽ったし、職業も違った。ちなみに、僕の本名はジョン・ベックウィズというんだけど・・・。
でも、あの時ふたりで分かち合った感情は本物だ。あのジョークもふざけた笑いもぜんぶ僕そのものだった。僕はもう生き方を変えたんだ。そしてあることに気づいた。ついさっき葬式荒らしをしたんだけど・・・
ジェレミー:おい、嘘だろ!
ジョン:僕の考えじゃないんだよ!チャズに無理やり引っぱって行かれたんだ。
(ジェレミーのほうを向いて)
きみが何と言おうと、あいつは完全にイカれてるよ!まあ、ある意味で才能はあるかもしれないけどね。あれで女もちゃんと乗ってはくるし・・・
クレア:ジョン、ちょっと・・・!
ジョン:ごめん、話がどんどん飛んじゃったね。
つまり、葬式で僕は未亡人を見たんだ。この世で最も愛する人を失って、悲嘆に暮れていた。僕たちはみな大事な人を失うんだ、いつかは。
でも、僕は違う!失うには早すぎる!僕の最も大事な人は元気でここに立っている。まだ失いたくない。
元のバージョンの倍ほど長くなっていますが、ジョンの誠意は現行版のほうが遥かに伝わってきます。
感動の中にちらりと笑いを取るのもセンスがいいですね。ドプキン監督も同じように褒めていました。
「今ここで結婚してほしいとは言わない」
でも、いちばん素敵なセリフは実はこのあと。話の締めくくりの言葉です。
ジョン:クレア、今ここで僕と結婚してほしいとは言わない。でも、お願いだ! 彼とは結婚しないでくれ。手遅れにならないうちに、解消してほしい!
何と、ジョンは求婚するのではなく、「サックと結婚するな」と言うのです!
・ジョンが訴えるシーン(字幕なし)
監督とヴィンスは「てっきり結婚を申し込むのかと思ったら、違うんだよね」と、笑っていましたが、自分が幸せになることではなく、クレアの幸せを最優先に考えるこのセリフはいかにもオーウェンらしいと思います。
余談ながら、日本語字幕では、「手遅れにならないうちに、解消してほしい!」の部分がなぜか「僕にチャンスを!」になってしまっていて、ちょっと残念・・・。
クレアが決心したのは、ジョンの深い愛情に心を動かされたから。観客が思わずジョンを尊敬してしまうほど、オーウェンはこのシーンに感動を添えています。
サックへの態度にも違いがある
サック(ブラッドリー・クーパー)
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婚約を破棄され、逆上したサックはクレアを罵った挙げ句、ジョンを殴ろうとして、ジェレミーの返り討ちに遭います。
このサックって、本当に憎たらしいんですよね! 動物愛護に力を注いでいるフリをしつつ、裏ではどんな汚いことでもやってのけています。
ヴィンスはコメンタリーで、「サックが殴り倒されるあのシーン、スカッとするよな」と言っていますが、確かにその通りですね。
ところで、面白いのはこの時ジョンが殴られるままになろうとしていること。この点について、オーウェンはこう語っています。
オーウェン:サックが殴りかかってきた時、ジョンは抵抗はしないんだ。喧嘩するなんて大人げないから。」
いえいえ、それは違うでしょう、オーウェン! 殴られそうになったら防衛しないといけません!
オーウェン演じるジョンはサックにできるかぎり礼儀正しく接しています。
オリジナルのセリフから、サックを「間抜け」と呼んだ部分が省かれていたことにお気づきでしょう?
現行版でジョンがサックを非難するのはたった1箇所だけ、クレアが侮辱された時です。
サック:いいか、すぐに祭壇に戻るんだ、分かったな?
クレア:やめて!
サック:おまえのバカ尻を引きずってでも戻らせるぞ!
ジョン:これはこれは! 結婚後の暴君ぶりがはっきりわかるよ!
サックを間抜けと呼ぶより、このほうが適切だし、インパクトもあります。
オリジナルではウェイター服で求婚?
元の予定では、ウェイターに変装したジョンとジェレミーがクレアとサックの結婚式に乗り込み、そこでジョンが説得するという設定でした。
現行版では、舞台は結婚式場のままですが、新郎新婦はグロリアとジェレミーに置き換えられ、クレアとジョンは付き添いを務める間に会話を始めます。
『ジョンは男性版オフィーリア?』の記事でもちょっと書きましたが、オリジナルでは、
クリアリー家を追い出される→クレアの結婚式の日程が新聞に載る→ジョンがジェレミーを説き伏せ、2人でウェイターとして潜り込む→求婚
という流れ。
つまり、オリジナルではジョンの心理変化の過程はまったく描かれていなかったのです! ジェレミーとの仲違いやジョンの苦悩を描くシーンはすべてオーウェンの考えから生まれました。
💛オリジナル通りに製作されていたら感動はなかった💛
Photo by ©New Line Cinema
この映画、「もしオリジナル通りに作られていたらどんなにひどい代物だっただろう?」と思います。
オリジナル脚本は、結婚式で騒ぐのが趣味だった男がクレアを気に入って強引に手に入れるだけの、陳腐なストーリー。ジョンもジェレミーも軽薄でメリハリもなく、ラストのプロポーズもぜんぜんインパクトがありません。
オーウェンがジョンを【改良】したおかげで、ジョンとジェレミーのコントラストもつき、ストーリーにも深みが加わったのです。
ドプキン監督が脱帽して褒めちぎった言葉をそのまま借りるなら、「何度も言っているが、オーウェンは本当に素晴らしい!」。
新記事0でもアクセス維持できた?! 7月の運営報告
8月になりましたね。
私の周囲では【人工風】や【人工雨】、それから【人工雷】と、天気まで人工操作するストーカーがうろうろしていてウンザリしています。
まあ、黒幕をとっちめるのもあと一息のところですから、今のうちに遊んでいればいいでしょう。
さて、月初めなので恒例の運営報告をさせてください。
- 🌷7月の運営報告🌷
- 🌷7月に最も読まれた記事10選🌷
- 1位:「ネクタイがドアの取っ手にかかっていたら引き返すべし」
- 2位:「『ロキ』のメビウスはオーウェン・ウィルソンではない!」
- 3位:「オーウェンはヴィンス・ヴォーンに激怒の電話をする」
- 4位:「オーウェンは“自殺を図ったみたい”と表現」
- 5位:「遺伝の法則を無視してねつ造した赤ちゃん」
- 6位:「殴られて鼻を骨折! |オーウェンの子供時代はまるでシンデレラ!」
- 7位:「シェリル・クロウは口が2つ?!」
- 8位:「天気予報士は予知能力の象徴? 」
- 9位:「『アルマゲドン』の魅力的なオスカー」
- 10位:「『ウェディング・クラッシャーズ』見落とし厳禁のシーン!」
- 番外:「ジョンは男性版オフィーリア?『ウェディング・クラッシャーズ』の悲しいシーン」
- 🌷今月のおすすめブロガーさん🌷
- 🌷最後に🌷
🌷7月の運営報告🌷
先月の報告で書いたアクセス激減は7月上旬まで続き、その後徐々に戻り始めました。
考えれば選挙の時期だったので、単純に「映画どころではない」という読者さんが多かったのかもしれません。
7月は中旬からアクセスが伸び始め、1か月トータルで見ると、かなり嬉しい結果になりました。
記事数
ブログ開始以来、初めて新記事0! 運営報告を別にして、残りはすべてリライトに励んだ1か月でした。
7月にリライトしたのは7記事。数字が揃ったのは偶然です・・・。
主に『アー・ユー・ヒア』と『ウェディング・クラッシャーズ』の記事を整えました。
PV数
2544PV。リライトしかしなかった割には良いアクセスだと満足しています。
流入バランスは⬇この通り。
今度は【Social】からの流入が半分以上を占めました!
これは今月作ったPinterestピンが2つもバズを起こしてくれたおかげです。
ユーザー数
合計1707ユーザー。58ユーザーがリピーターでした。6月に比べるとずいぶん増えました。
地域はいつもどおりインターナショナル。
今月の訪問元は14か国。
収益
収益面も良い結果になりました。アドセンスがうまい棒(旧価格)に換算して75本分。アフィリエイトは承認されたものはありませんが、1件発生しました。
🌷7月に最も読まれた記事10選🌷
今度はちょっと違った記事もランクインしました。最後に理由あって番外の記事も入れさせていただいていますが、どうかお許しを…。
1位:「ネクタイがドアの取っ手にかかっていたら引き返すべし」
まあ、これはいつも通りですね。Pinterestピンが1年近く伸び続けているおかげです。
2位:「『ロキ』のメビウスはオーウェン・ウィルソンではない!」
これまでもランクインを保ってきた記事ですが、7月は大幅に順位アップ! 世界的にディープフェイクの弊害も知られるようになってきたからかもしれません。
一刻も早く、ニセ映画をお蔵入りにしてほしいものです。
3位:「オーウェンはヴィンス・ヴォーンに激怒の電話をする」
2007年にオーウェンが死にかけた悲劇。その事件直前にオーウェンがヴィンスに激怒していた電話内容を元に推理した記事です。
4位:「オーウェンは“自殺を図ったみたい”と表現」
3位に続き、謎の殺害未遂事件を解明しようとした記事です。今月Pinterestでバズを起こした記事の1つめ。
5位:「遺伝の法則を無視してねつ造した赤ちゃん」
これは恒例。オーウェンの名誉を挽回できるので、これが毎月よく読まれるのは嬉しいです。
6位:「殴られて鼻を骨折! |オーウェンの子供時代はまるでシンデレラ!」
あいかわらず「オーウェンウィルソン 鼻」のキーワードで1位を保ってくれています。ということで、1年キープ成功!
7位:「シェリル・クロウは口が2つ?!」
これも依然としてPinterestのおかげで読まれています。
8位:「天気予報士は予知能力の象徴? 」
今月バズを起こしたピンのおかげで読まれた記事の2つ目です。めったにランクインしない記事なので、とても嬉しいですね。
9位:「『アルマゲドン』の魅力的なオスカー」
これは時々ランキングに現れます。だいたい検索流入に頼っている記事。
10位:「『ウェディング・クラッシャーズ』見落とし厳禁のシーン!」
アップしてすぐ読まれた記事。先月は『マイナスマン』でしたが、今度はリライトしたばかりの『ウェディング・クラッシャーズ』。
番外:「ジョンは男性版オフィーリア?『ウェディング・クラッシャーズ』の悲しいシーン」
僅かの差でランク外になりましたが、この記事は私のブログ史上初めて「はてなブックマーク9」になったので、記念に。
🌷今月のおすすめブロガーさん🌷
今月もおすすめブロガーさんを紹介します。
ポケビッツんさん
暮らしや生活の中で便利なものについて発信されています。涼しさが増す服、家庭菜園のこと、クーラーボックスの水漏れ補修まで、この方のブログでいろいろ学べますよ。
・ブログ
興奮して、こんなん書いちゃいました!お暇な時にでもどうぞ🎶https://t.co/w4pIIyscc2
— ポケビッツん (@NEIb0Qjhn7a8hj2) 2021年7月3日
Boonさん
Boonさんは、まったくジャンルの異なる2つのブログを運営されています。1つは旅行メインの明るいブログ、2つめがブログに関するノウハウ(特にPCテクニックを活かしたデザイン)となっています。
どちらもじっくり読む価値のある記事ばかりなので、ぜひ!
・旅行ブログ
・ブログノウハウブログ
🌻🌺🌻🌺🌻🌺🌻
— Boon ☆🍹🏖️ブログテクニック紹介ブロガー(旅行好き) (@TroioiBeeBee) 2022年5月5日
アフィリエイト入門
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🌷最後に🌷
先月は予定通り『アーユーヒア』や『ウェディング・クラッシャーズ』のリライトを進めることができて、ある程度目標達成できました。
だいぶのんびりペースになってきましたが、8月もリライトメインに運用していくつもり。
読者の皆様、8月もJaneをよろしく!