オーウェン・ウィルソンの映画と性格

オーウェン・ウィルソン|知られざる性格をすべて公開!

『ナイト・ミュージアム』のカウボーイや『アルマゲドン』のオスカー、『カーズ』の主役の声を担当するなど、有名作品に数多く出演している、ハリウッドの人気俳優オーウェン・ウィルソン。そんな彼の真の姿について伝えるブログです。

『トラブル・マリッジ』は非常に危険な映画だった?!

トラブル・マリッジ/私とカレとデュプリーの場合

 

『トラブル・マリッジ』はコメディにも関わらず、非常に危険なシーンの多い映画

 主人公デュプリーを演じたオーウェン・ウィルソンは「出演した中でも、この映画はかなり危険度が高い部類だったよ」とコメントしています。

 

 この記事では、『トラブル・マリッジ』の撮影で特に危険が大きかったシーンを4つ紹介します。

 

 本作をまったくご存じない方は、先に『トラブル・マリッジ』あらすじと登場人物をどうぞ。

 

 

🧸デュプリーを演じるオーウェンの危険なシーン4選🧸

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Photo by ©︎Universal City Studios LLC

 本作はお義理にも安全とは言えません。観ていてドキッとするシーンが何度も出てきます。そして、危険なのは決まってオーウェン演じるデュプリー!

1.車に撥ねられる

 これは最高にびっくりしました! 自転車でカールの家を去っていこうとするデュプリーは、猛スピードで走ってきた車にぶつかって転んでしまいます。

 

 このぶつかり方がショッキング! 自転車に乗ったまま、車のフロントに激突し、オーウェンの身体は一回転して地面に落ちてしまいます

 念のために書きますが、スタントではありません。車にぶつかって落下するのは本物のオーウェン・ウィルソンです!

 

 一歩間違えば死ぬかもしれないほど、危ないシーンです。

2.屋根から落ちる

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Photo by ©︎Universal City Studios LLC

 これは2度あります。最初はカールの家の屋根によじ登って落下するシーン。もう1つは警備員とバトルを繰り広げたあげく、天井を突き破るシーンです。

 特に警備員とバトルを繰り広げる部分は、シーン全体がアクションになっています。

 落下シーンは入っていませんが、これもかなり危険! コメディなのに、なぜこんなに激しいアクションシーンが登場するのか…。

3.スケートランプ

 ここもオーウェンは自分で滑ったようです。やはり危険度は相当なレベル。一歩間違うと、骨折しかねません。

 

 ちなみに、マット・ディロンはスタントを使ったそうです。インタビューで「滑ったのはあなただったの?」と聞かれて、

マット:おいおい、ふざけるな。撮影もまだ中盤なのに、監督が俺にやらせるわけないだろ? いやあ、まったく、滑らなくて済んで助かったよ。俺はスケボーは苦手だからな。

と、答えています。

4.水鉄砲を顔にかけられる

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Photo by ©︎Universal City Studios LLC

 マンディーに捨てられて、雨の中で泣いているシーンで、デュプリーは通りすがりの車から水を跳ねかけられます。

 

 ここでオーウェンが浴びる大量の水は、水鉄砲から顔面に直接発射されたもの。危険というわけではないけど、かなり不愉快な撮影としてカウントしてよいでしょう。

 

🧸まとめ:オーウェンはスタントを自分でする俳優の1人🧸

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Photo by ©︎Simon James/WireImage

 ジャッキー・チェンやシルベスター・スタローンが自分でスタントをすることは有名ですが、オーウェンが自分のスタントをこなしていることはほとんど知られていません。

 おそらく、

❶ジャッキーやスタローンと違って、すべて自分でするわけではないこと

❷コメディ俳優のイメージが独り歩きし、アクション俳優としての印象が根付いていないこと

が原因でしょう。

 

 でも、実際にオーウェンの映画を鑑賞していると、ジャンル問わずアクションが多いこと、多いこと!

 

 たいていどの映画でも最も危険なシーンはオーウェンが自分で演じています。『エネミー・ライン』では何度も爆発の中を走り抜けていますし、『クーデター』では体中傷だらけになったほど。

オーウェン:ジャッキー(ジャッキー・チェン)と組んだ時の映画では何もしなかった、と言われそうだけど、僕はアクションができないわけじゃないよ。あの時はジャッキーの引き立て役に徹していたかったし、彼は繊細な人だから足を引っ張るのは嫌だったんだ。

 

 本人はこう言っていますが、しかしシャンハイ・シリーズも「何もしなかった」とはとても言えません。砂漠に何時間も埋められたり絞首台から真っ逆さまに落ちたり、よく耐えたものだと感心します。

 

 こう言うと失礼かもしれませんが、オーウェンのスタントマンは楽なのでは? この『トラブル・マリッジ』では裸のシーンを担当したくらいで、危険なシーンにはほとんど出ていないようですし、『エネミー・ライン』でも全然危険のないシーンを担当していたりします。

 

 まあ、スタントマンの快適さは脇に置いておくにしても、いつも気になるのは、映画製作者たちが当たり前のようにオーウェンに危険を冒させること

 それも、必ずしも必要のないところにアクションシーンを挿入するんですよね。

 

 例えば、先に挙げた車に衝突するシーンなどはなくてもいいのではないでしょうか? コメディでまでこんな危険な芸当をさせるなんてびっくりです!

 

 

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