オーウェン・ウィルソン ― 人気俳優の性格を正しいイメージで捉える

オーウェン・ウィルソン ― 人気俳優の性格を正しいイメージで捉える

『ナイト・ミュージアム』のカウボーイや『アルマゲドン』のオスカー、『カーズ』の主役の声を担当するなど、有名作品に数多く出演している、ハリウッドの人気俳優オーウェン・ウィルソン。そんな彼の真の姿について伝えるブログです。

本当に生き埋めにされた!『シャンハイ・ヌーン』の撮影秘話①

 ディープフェイクやデマの話が多かったので、今日はきちんとした映画をテーマにしましょう。

 
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Photo by tvguide
 シャンハイ・ヌーン。今から21年前の映画です。⬆️これはたぶん、公開時のポスターでしょう。左はジャッキー・チェン、右が言わずもがなのオーウェン。まだ初々しい・・・。撮影当時は30歳ですが、それよりさらに若く見えますね。

 

 
「ああ、今日はJaneも珍しくごく普通の映画レビューにするのね?」
 
 いいえ、それは違います。もちろん、この映画について話しますが、メインテーマは、いつもの通りオーウェンの人柄です。ここでお話ししたいのは、彼がいかにこの映画の時に忍耐強かったか
シャンハイ・ヌーンはそれほどオーウェンにとって非常に過酷なものだったのです。
 
 この映画をご存知ない方は、まずこちらをどうぞ→『シャンハイ・ヌーン』Wikipedia
 
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Photo by Touchstone Pictures, port
チョン・ウェンに扮するジャッキー

 

 本作では、名アクション俳優であるジャッキーが、華やかな技を次々と見せては観客を魅了します。一方のオーウェン冴えない盗賊の首領ですから、ずいぶん損な役回りですね。オーウェンは、いつも似合わない役ばかりさせられる運命なのです。
 
 弟のルークはもっといい役をもらっている(しかも演技力はオーウェンの足元にも及ばない)のに、ルックスも演技力もあるオーウェンはいつも間抜けなプレイボーイばかり。これって普通は考えられませんよね? またまた継母の影が見える気が・・・いえ、これ以上は黙っていましょう。
 
f:id:Jane-Knowing:20210419110411j:imagePhoto by Touchstone Pictures, extratv
ロイ・オバノンに扮するオーウェン
 
 さて、オーウェンの役回りが悪いのはいつものことですが、シャンハイ・ヌーンの時はそれだけでは済まされず、主役のジャッキーよりも過酷な撮影を強いられました
 
 以下、過酷な撮影シーンをリストアップしていきましょう。
 

1.地面に埋められる

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Photo by Touchstone Pictures, nflximg
「首が切れてるの???」 いえいえ、これは、ロイが仲間だった盗賊から砂漠に埋められてしまったシーン。この時オーウェンは何と、
 
本当に砂漠に埋められています!!!
 
 信じられますか? しかも、それだけではありません。監督はオーウェンの髪にハンバーグの欠片や骨を隠し込み、本物のハゲタカに突かせさえしたのですよ!!! 手が使えないのに、万が一目を攻撃されでもしたら、どう責任を取るつもりだったんでしょうか?
 
 オーウェンはこの撮影を振り返って、こう語っています。「炎天下でどうしようもなく暑かったし、蚊が多くて、大群が目の前で渦巻くのが、はっきり見えたくらい。ハゲタカに突かれるのもちょっと怖かった。でも、ジャッキーとのやりとりは楽しかったよ。」
 
 状況から言えば、これでも控えめすぎるコメントです。実際に映画を見てください。このシーンの間、オーウェンの顔は暑さに真っ赤になり、頬に流れた汗も乾いて、辛そうに息をしながら、話すたびに口から砂が流れ出る・・・。かわいそうで、観ていられません。しかも! このシーンはたった数分なのに、撮影には何時間もかかったのです! もちろん、その間オーウェンはずっと埋められたまま
 
「テイクの間は蚊よけの網をオーウェンに被せておいたがね」などと監督はうそぶきますが、
 
そんな問題じゃないでしょう!!!
 
 本当にもう、俳優の身にもなってくださいよね、トム・デイ監督! まったく気が知れません。これはもう虐待ですよ
 

2.酒場のカウンターから落下

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Photo by Touchstone Pictures, kpbs

 次の過酷な撮影は、酒場の乱闘シーン。チョンがたまたま立ち寄ったバーで、砂漠を脱出したロイにばったり出会って喧嘩になる場面です。ジャッキーが手慣れたカンフー・アクションで観客の目を奪うのですが、ここでも実際にひどい目にあったのはオーウェン
 騒ぎのなか、ロイはグラスやワインボトルの並んだカウンターを超特急で引きずられ、頭から破片もろとも床に落下するですが、これが呆れたことにスタントなし
 
「腕にロープをつけられて、ものすごい速さで引きずられるから恐怖だった」と、オーウェンはコメントしていますが、このシーンでも監督の常識を疑いますね。
 
監督︰「破片はもちろんガラスじゃない。プラスチックだよ。」

  

 何でしょうか、この言い草は?! じゃ、プラスチックだったら怪我はしないとでも言うんでしょうか。破片が目に刺さったら、失明するかもしれないんですよ? カウンターから落下するだけでも危ないのに、破片などもってのほかです!!
 
 オーウェンは本当に従順な俳優です。普通、こんな扱いを受けたら、文句を言ったりギャラの跳ね上げを要求したりしそうなものなのに・・・。
 
 あら、まだ2つしか書いていないのに、もうこんなに長くなりました。続きは次回の記事に回しますね。
 

 

⬇️シャンハイ・ヌーン』を観る⬇️

 

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 現在(2021年4月時点)、インターネットでは⬆️dTVでしか観られないようです。

 

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