オーウェン・ウィルソン|知られざる性格をすべて公開!

『ナイト・ミュージアム』のカウボーイや『アルマゲドン』のオスカー、『カーズ』の主役の声を担当するなど、有名作品に数多く出演している、ハリウッドの人気俳優オーウェン・ウィルソン。そんな彼の真の姿について伝えるブログです。

字幕に出ない手紙の内容は?|『ライフ・アクアティック』解説④

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※21年5月の記事をリライトしました。

 

ライフ・アクアティック第4弾です。いつもだいたい4回くらいまで行くものが多いですね。

 いつも長い記事にお付き合いくださっているあなたに感謝します!

 最終回は、

・字幕に出ない、ジェーンの手紙の内容

・撮影における、様々なエピソード

がテーマ。

 

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🌊映画『ライフ・アクアティック』あらすじ・予告編🌊

 ドキュメンタリー映画の製作者ティーブとその部下たち、スティーブの息子かどうか分からない海軍兵士のネッド(これをオーウェンが演じます)、不倫の子を身籠る若い新聞記者のジェーンらが織りなす人間ドラマ。

 タイトルのアクアティックから連想できるように、常に海が背景に存在する作品で、様々な人間模様や感情が描かれる、かなり奥深いストーリーです。

あらすじ

mihocinema.com 

予告編

 キャストは第1回記事の、登場人物(キャスト)をご覧ください。

ライフ・アクアティック』の解説

owenwilson.hatenablog.com

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🌊字幕に出ない手紙の内容・撮影エピソード🌊

 最終回の今日は、映画のトリビアを雑多にお話ししていきましょう。

ジェーンからの手紙には何と書いてある?

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Photo by Touchstone Pictures,anadventure

 ネッド(オーウェン)がヘリコプターで探索に出かける直前、恋人のジェーン(ケイト・ブランシェット)から受け取る手紙。

 ネッドが用意周到に準備したレターセットで書いたジェーンの最初の便りです。

・参照ネッドが用意するレターセット

 この内容はいちおうアップにはなるのですが、文章が長いので字幕がついていません

 アンダーソン監督は「ちょうど読んでしまえるタイミングだ」と、音声解説で述べていますが、これはあくまでもネイティブの話ですからね・・・。

 しかし、画像でじっと観察すると、多少の意味は分かりましたので、意訳を載せておきますね。

ネッドへ。今更と思うかもしれないけど、貝殻のネックレスのお礼を言わせてね。あれは私にとって何より大事な宝物、とても愛おしく思っています。でも貝殻から漂うペパーミントの香りを吸い込んだ時、感じたことがあるの。ネッド・プリンプトン、あなたはいったい誰なの? 私はこの疑問が頭から離れません。あなたのことをもっと知りたいの。私があなたの素性を明らかにしてもあなたは怒らないでくださるかしら。愛を込めて、ジェーン。

 貝殻のネックレスというのは、二人が知り合った最初の頃、ネッドが海辺で見つけた貝殻に糸を通してジェーンに贈ったもの

ライフ・アクアティック ケイト・ブランシェット

Photo by Touchstone Pictures,sundayswithcate

 結局、これがジェーンからの最初で最後の手紙になります。

 ヘリコプターに乗り込む時にネッドがジェーンに向かって手を振るのが永遠の別れ。ジェーンは葬儀の時、涙ぐみながら残りのレターセットを棺にそっと差し入れるのです。

オーウェンの父ロバートも出演

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Photo by Eric Charbonneau/REX/Shutterstock,  varietynews

 ネッドの母は自殺してまとまった遺産を残すという設定

 これはオーウェンの幼少期の体験が元になっていますオーウェンの母親は自殺ではなかったものの、自然死だったかどうかは不明。何の話かさっぱり分からない方は⬇こちらの記事をどうぞ。

owenwilson.hatenablog.com

 

 この映画のテーマの1つは、「スティーブがネッドの実の父なのかどうか」

アンダーソン監督:ネッドがスティーブの子かどうか、というのは僕らにも分からないんだ。可能性はあるけど、違うかもしれない。エレノア(スティーブの妻)は「スティーブは子供を作れない身体」と話すが、ネッドが生まれたのはスティーブとエレノアが知り合うずっと前だからこのセリフを鵜呑みにはできない。

ウェスアンダーソン ライフアクアティック

監督のウェス・アンダーソン

Photo by Shutterstock, indiewire

 まるで他人の作品を批評するような口ぶりですね! しかし、ネッドの生い立ちは現実のオーウェンの素性をアレンジしたもの。もしかしたら、親友のアンダーソンさえ(あるいオーウェン自身も)分からない部分があるのかもしれません・・・。

 

 この映画にはオーウェンの父親も出演しています。ネッドの葬儀の場面で、海軍の制服を着た3人の人物のうち、真ん中がお父さま。

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Photo by Touchstone Pictures,

katemodernview

オーウェンが演じる役の葬儀だから、ぜひウィルソン氏に出演してほしかったんだ」と、アンダーソン監督は語っています。

エンドクレジットにネッドの姿

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Photo by Touchstone Pictures, medium

 この映画を先入観なしに初見した時、最もショックを受けるのが、ネッドがあっけなく死んでしまうシーン

 アンダーソンの最初の映画『アンソニーのハッピーモーテル』の製作を手伝ったジェームズ・L・ブルックス(『幸せの始まりは』の監督)も、ネッドの死に衝撃を受けていたそう。

 面白いのは、ストーリーを書いた張本人であるアンダーソン監督その人もこの設定を惜しんでいること

 まるで「ネッドの死は自分が手出しできる類の出来事ではない」とでも言いたげな様子です。

 ちょっと調べたところ、ティーのモデルになったのは、ジャック=イヴ・クストーという実在の探検家のようですが(赤い帽子がトレードマーク)、それでもネッドに当たる人物が実在するようには見えません。

 では、「なぜ死なせるのか」? 理由は1つ浮かびました。

・ネッドの死は残された者たちを結びつける役割を果たしているから。

 スティーブとエレノアの結婚生活は破綻寸前。しかしネッドの死後、2人は親としての感情を持っていたことで響き合い、ふたたび絆を取り戻します。

ビルマーレイ アンジェリカヒューストン

エレノア(アンジェリカ・ヒューストン)とスティーブ(ビル・マーレイ

Photo by Touchstone Pictures, altfg

 スティーブの宿敵だったヘネシー船長もネッドの死を分かち合ったことで和み、やはり和解しました。

ジェフゴールドブラム

ヘネシー船長(ジェフ・ゴールドブラム)とスティー

Photo by Touchstone Pictures, girlsdofilm

 スティーブ自身にも変化が見られます。傲慢さが消え、他人と誠実に向き合うようになるのです。

 圧巻はエンドクレジットの映像。ネッドの出演した映画が10年ぶりのヒットを出し、スティーブは妻と仲間に囲まれて新たな航海に出ます。彼らが船に乗り込む時、マストには海軍の制服を着たネッドの姿が・・・。

Life Aquatic ending

船の上にネッドの姿がある

Photo by Touchstone Pictures, reddit

 遠くからシルエットが映るだけですが、亡くなったネッドが船の守護神であることを示す素敵なショットです。

ビル・マーレイのピストルハプニング

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Photo by Touchstone Pictures, 

spectrumculture

 海賊を追い払うシーンで、ビル・マーレイはうっかり海にピストルを落としてしまいました!

ライフ・アクアティック ロケ地


 映画のロケ地はイタリアのローマ。海に銃器類を捨てることは法律で禁止されており、かなり大騒ぎになってしまいました。「警察も乗り込んできて、誰か逮捕者が出るかと心配したくらいだったよ」と、アンダーソンは回想しています。

 結局ピストルは無事に見つかったのですが、かなりハラハラした一件でした。

 本編中、ティーが海賊に発砲した後、弾の切れたピストルを海中に投げ捨てるシーンがありますが、あれはいったんピストルを服に隠しこみ、早業で別の物体を投げ込むというトリックが使われています。

本当にヘリコプターが墜落?!

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Photo by Touchstone Pictures, listal

 もう1つのアクシデントもかなりショッキング。何と、

ヘリコプターが本当に墜落したのです!!!

 ネッドとスティーブがヘリコプターに乗るシーンは2回ありますが、使われたヘリは安全保障外のもの

 すでに実用としては使えなくなったヘリを映画のために借りることができたらしいのですが、もちろん安全性は自己責任

アンダーソン監督:機体にも、〈安全性は保証できない〉と書かれたラベルが貼ってあるよ。映画でも機体がアップになった時映るけどね。

 そんな機体を使うなんて心配じゃないのかしら・・・。

ビル・マーレイオーウェン・ウィルソンは微妙な関係?

 映画の中で、なかなか距離を縮めることのできない親子を演じているビルとオーウェン。ちょっと面白いのは、二人は現実でもあまりソリが合わない雰囲気であること。

 ビルはオーウェン「考えが読めない男だね」と評し、一方オーウェンビルが水着姿を自慢するのをあまり良く思っていないという具合です。

ライフアクアティック ビルマーレイ

水着姿のスティーブ(ビル・マーレイ

Photo  by Touchstone Pictures, djjia

 いちばん苦笑せざる得ないのは、ティーブという役柄に関するコメントの時

 ビルは自分が演じるスティーブの性格を「まったく問題だらけの男さ」と言っています。が、あろうことかオーウェンは無邪気にも、「スティーブとビルって、境界線が曖昧になるんだ」

 これは、何と言っていいか・・・。ビルが聞いたら絶句するのでは?

 アンダーソン監督によれば、ビル・マーレイとても明るく気さくな性格だそう。メイキングでも、なかなか魚が姿を現さない時に、「魚はメイクアップ中かね?」とジョークを飛ばしています。

 ビルとオーウェンはどちらも人柄はいいけど、相互理解が難しい間柄なのかもしれませんね・・・。しかし映画においては、この温度差もうまく活きていると思います。

🌊『ライフ・アクアティック』総合評価 ①〜④のまとめ🌊

 雑多にいろいろ書きましたが、これで『ライフ・アクアティック』解説を終えます。ここで、シリーズ全体の内容を要約しておきましょう。

まとめ

☑ ネッドはオーウェンのために書かれた役。性格や言動がよく似ている。

☑ オーウェンウェス・アンダーソンは大学時代からの親友。

☑ 字幕に出ないジェーンの手紙の内容は、「ネッドの生い立ちを知りたい」というもの。

☑ ビル・マーレイが海にピストルを落とす、ヘリコプターが本当に墜落するなど、大きなハプニングがあった。

☑ ビルとオーウェンはちょっと微妙な関係。

 あなたもぜひ、アンダーソン監督の思い入れが込められた『ライフ・アクアティックを楽しんでください。

 

 オーウェンに興味を持って、「他の出演作品も知りたい!」という方は、⬇こちらの記事もどうぞ。

owenwilson.hatenablog.com

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 最近はやりのVODでおすすめなのは、大人気のAmazonプライム

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