オーウェン・ウィルソン ― 知られざるイメージをすべて公開!

『ナイト・ミュージアム』のカウボーイや『アルマゲドン』のオスカー、『カーズ』の主役の声を担当するなど、有名作品に数多く出演している、ハリウッドの人気俳優オーウェン・ウィルソン。そんな彼の真の姿について伝えるブログです。

オーウェン・ウィルソン ― 知られざるイメージをすべて公開!

ネクタイがドアの取っ手にかかっていたら引き返すべし!― 映画『トラブル・マリッジ』を鑑賞する②

 新婚の親友夫婦の家に、職にあぶれた35歳の無邪気な男が同居するコメディ映画『トラブル・マリッジ』連載その2です。

🍀映画『トラブル・マリッジ、私とカレとデュプリーの場合』🍀

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 原題は《You,me,and Dupree》。2006年公開の映画で、職にあぶれた男が親友の新婚夫婦と同居を始めるコメディ。次々とアクシデントが起き、ちょっと品の悪いシーンもあるけれど、意外にも心理描写はかなり鋭く描かれていて、単純にバカ笑いして終わるような軽い映画ではありません
 日本では未公開のままだったので、馴染みのない方も多いと思いますが、かなりおススメできますよ。
 

ストーリーとキャスト

 

予告編

 

前回の記事

🍀デュプリーは本当にお邪魔虫?(続き)🍀

 デュプリーオーウェン・ウィルソン)の言動を引き続き見ていきましょう。

4.留守番電話の吹き替え

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Photo by Universal Pictures, DVDtalk

 デュプリーが同居を始めた翌日、モリーケイト・ハドソン)は留守電のメッセージが吹き替えられていることに気づいてびっくり。デュプリー「先に言っておくつもりだった。職探しに必要なものだから、メッセージを録音し直したんだ」と、弁解。

 

 まあ、確かに夫婦の立場からすれば嬉しくはないでしょうけど、いちおう【職探し】というちゃんとした理由がありますし、デュプリー他人に迷惑をかけたくない気持ちの表れでもありますから、これも許せるレベルではないでしょうか?

5.ケーブルテレビを勝手に契約

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Photo by Universal Pictures, wikipedia
 
 留守番電話が発覚した直後、テレビをつけると有料放送が映り、モリーは呆れてしまいます。デュプリー本人は「いいだろ? アップグレードした費用は半分僕が払うよ。二階では女性向けの番組も見られるよ」
 
 確かに断りなく何かを勝手にされては迷惑ですよね。ただ、これに関してもデュプリーばかりを責めるわけにもいかないと思います。
 
 これに関しては、先にアメリカの事情を説明しておく必要がありますね。
 日本に比べると、アメリカでの有料放送契約率は遥かに高く、およそ90%の家庭が加入しているそう。契約するのが当たり前と言ってもいいほど普及しているのですね。
 
 こうしたアメリカの背景を考えれば、新居に移ったばかりのモリーカールマット・ディロン)も、いずれ契約するはずのものなのです。実際、カールデュプリーが契約した放送を楽しんでいますし、モリーもテレビの事ではあまり文句を言いません。
 デュプリーにしてみれば、ごく普通の親切心のつもり。新居に必要なはずのものが揃ってないと考えて、手助けした感覚でしょう
 もっとも、オーウェンその人だったら、こういう無頓着な行動は絶対にしませんが・・・
 
 もう1つ大事なのは、前回の記事にも書いたように、デュプリーは初日に注意を受けた(裸で寝た件と電話・テレビはまとめて言われます)あとは2度とこんな行動をしなかったこと。つまり、はっきりと迷惑行為と言える言動は初日のうちに終わってしまっていることになりますね。
 

🍀火事の責任は誰にある?🍀

Photo by Universal Pictures, librarians 
 
 これはさっきまでの項目に入れるべきかもしれないけど、あえて別途取り上げます。デュプリーモリーから紹介された女性マンディーと愛し合う最中に、キャンドルの火がカーテンに燃え移り、居間が焼けてしまうシーンについてです。
 
 これはそもそも、迷惑行為とか何とか言う以前に、設定が不自然過ぎませんか? すぐに気づいたのですから、あんなに全部焼ける前に防げたのでは?
 
 まあ、不自然さを論じるのは置いておくにしても、責任をデュプリーに押し付けることはできないと思います。だってキャンドルをひっくり返したのはマンディーですよ?
 
 カールはキャンドルを使った事でデュプリー咎めていますが、そのしばらく前のシーンを見れば、カールモリーローソクで楽しんでいたのは明らか。これを非難するのは不当です。
 もう1つ付け加えるなら、この火事は間接的にモリーにも責任があります。
 

ネクタイを無視しちゃダメ!

 
⬆️公式のチャンネルに、このシーンがあったので貼ってみました。観ると分かりますが、デュプリーちゃんと 自分のネクタイを玄関ドアの取っ手にかけています
 日本にない風習なので、ピンと来ない人もいると思いますが、これは「今は取り込み中なので、入らないでほしい」という意味。にもかかわらず、モリーは無視して入ってしまいました。これでは何か騒ぎになっても仕方がないというもの。発端はやっぱりモリーですね。マンディーの不注意は言うまでもありませんが!
 
 皆さんもアメリカに行った時、ドアにネクタイや帽子が意味ありげに掛かっていたら、そっと引き返してくださいね。うかうか入ったりしたら、モリーと同じ目に遭いますよ!
 

オーウェンが嫌がったヌードシーンの1つ

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Photo by Universal Pictures, cinemaholic
 
 スタントに任せた裸で寝ているシーンのこともオーウェンはこぼしていましたが、愛し合っていた最中に飛び出してくるこの場面は自分のヌードを見せる羽目に!
 
 オーウェンが恥ずかしがったことはこの前も書きましたが、もう一度彼のコメントを載せておきましょう。
「とにかく恥ずかしさの連続だった。僕にはもっとマシに思えるショットはいくらでもあったのに、製作者たちは使おうとしないんだ。周りは裸になるくらい何だ、というような口調だけど、僕は顔から火が出るくらい恥ずかしいんだ!
 

ちょっと可愛い一言

 先に挙げた動画には入っていませんが、このシーンの最後に個人的に好きな一言があるんです。
 カールからとうとう「出て行ってくれ」と言われてしまったデュプリー。うなだれながらも立ち働く消防員に向かって「何か手伝う?」可愛いと思いませんか? とてもオーウェンらしいと思います
 

🍀デュプリーとカール、立場逆転?🍀

 最初はオーウェンカールマット・ディロンデュプリーを演じる予定だったためか(一部はこのパターンで撮影済?)、映画中、何カ所か言動があべこべになっている部分があります
 
 ここから先の記事は役名と俳優の名が頻繁に入れ替わると思うので、映画をご覧になっていない方は、冒頭の【ストーリーとキャスト】をもう一度どうぞ。
 

男友達を呼んで騒いだのは・・・

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Photo by thewrap

 カールは仕事から帰ってくると、デュプリーニールセス・ローゲン)が一緒にテレビでサッカーの試合を観ているところに遭遇。腹を立てていたカールは二人に当たり散らしますが、デュプリーに慰められ、思い切って友達を呼んで騒ぐことにします。
 
 ここは、まさにオーウェンカールを演じていた頃に撮られ、後で編集したのではないかと思える代表的なシーン
 
 最初、ニールと一緒にテレビを観ている部分はちゃんと完成版通りの設定と分かるのですが、男たちが大勢で騒ぐショットに切り替わると、違和感が・・・。
 
 マット・ディロンはだらしなく寝そべり、タバコの灰を撒き散らすのもお構いなしに、テレビを見ながらガヤガヤ騒ぎます。ここでマット・ディロンはいったいどっちを演じているんでしょう? 
 
 もう1つ気になるのは、男たちが勢揃いする場面にオーウェンの姿がないこと。後でマルガリータ(カクテルの一種)を作って持ってきますが、これはつまりおもてなしの側に回っていたわけですよね?
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Photo by Universal Pictures,  EW
 このシーンの出だしでは、マット・ディロン演じるカールナチョスを作るよ」と言っておもてなしの準備を始めたはずなのに、次のショットでは当たり前のような顔をしてデュプリーマルガリータを作っているのはちょっと変。
 
 どうもショットが切り替わってからモリーが帰ってきて腹を立てる最後のシーンまで全て役柄が反対の時に作られたように見えるのです。このあたりは私も詳細が分からないので、ハッキリしたことは言えませんが・・・。

モリーが責めているのは、マット・ディロン演じるデュプリー?

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Photo by Universal Pictures,  madeinatlantis
 
⬆️ケイト・ハドソン演じるモリーマット・ディロン演じるカール(それともデュプリー?)を咎めているシーン。オーウェンはエプロンをつけたまま、自分も叱られるのではないかというような顔で、モリーの様子を窺っています。
 
 ごめんなさい、役名と俳優の名前が混乱してきましたね。とにかく、このシーンはずっとデュプリーカールが逆に見え続けます。
 
 例えば、モリー「祖母にもらった銀のチーズ皿にナチョスを載せるなんて!」と非難すると、マット・ディロン演じる何者かは「チーズ入りナチョスだからいいだろ?」この無頓着なセリフはデュプリーのほうが言いそうですし、一方モリーが怒っているのを見て「とにかく掃除しよう」と働き出すオーウェンは、親友のどんちゃん騒ぎを助長して気まずく思っている夫カールの雰囲気です。
 
 どうもあべこべの感じがしませんか? でも、こうした不自然な言動の不一致は、よく見ると映画全体にばら撒かれています。
 
 次回はもう少しこうした点を探してみましょう。
 
つづく➡️

owenwilson.hatenablog.com

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