オーウェンは犬と赤ちゃんの面倒を見た?‐『マーリー、世界一おバカな犬』製作裏話②
『マーリー、世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(原題︰Marley&me)第2弾です。
・あらすじ
・予告編
・前回の記事
第1弾では、オーウェンと『マーリー』の主人公ジョンの性格の違いを書きました。今回は製作上の話題を取り上げましょう。
🌷動物好きの俳優にかぎる?🌷
Photo by 20th Century Fox, eiga.com
この映画のメガホンを取ったデイヴィッド・フランケル監督は、「オーウェンもジェニファーも、犬から汚されたり、舐められたりしても気にかけずに演じてくれる」と、語っていましたが、動物と共演するなら、これは必須条件かもしれませんね。
Photo by ©Jackie Chan
オーストラリアン・キャトル・ドッグ!
ちょっとマイナーですが、オーストラリアの牧羊犬です。オーウェンはしばしばガルシア(名まえの由来は不明)を仕事場に連れてきていて、『ウェディング・クラッシャーズ』の音声解説の時も、彼は途中でガルシアを呼び入れ、「ここからはガルシアも加わるよ」と、観客に紹介していました。
Photo by dnaindia
ジェニファーと彼女の飼い犬ノーマン
ガルシアちゃんとノーマンちゃん、どちらもいかにも可愛がられている雰囲気ですね。
『マーリー』では犬に不慣れな新婚夫婦を演じたオーウェンとジェニファーですが、実際の二人は、犬の飼育に関してかなりのエキスパート。でも、こうした映画を撮る時は、犬を扱えない役者ではダメなのです。撮影現場が本当に大騒ぎになってしまいますものね。
🌸犬も行儀の良い子でなくてはならない🌸
Photo by 20th Century Fox, wideo
役者と同じく、動物も本当にお行儀悪くては困りますよね? ストーリーの中では落ち着きない犬のマーリーですが、実際に使われた犬は訓練の行き届いた優秀なラブラドールばかりでした。何匹いたのか、ですって?
22匹!
多いですね。子犬から老犬まで様々なラブラドールちゃんが出演しています。性別もオス・メス両方混ざっています。
「私たちはアンチトレーニングをしたのよ」と、犬の訓練士の1人は語っています。つまり、命令して行儀悪い格好をさせていたのですね。メイキングを見ると、どの子も素晴らしく訓練の行き届いた犬であることが分かります。
ところで、犬の面倒をみたドッグシッター(?)がマーリーのあまりの行儀の悪さに激怒して出ていき、マーリーが絨毯にマーキングしようとするシーンがありますよね? あれは実は、その時演じていたマーリー役の犬がうっかりミスしてしまったのを監督が気に入って、取り入れたのだそう。が、本当に犬がミスした時は訓練士が飛んできてカメラに入ってしまったので使えません。しかも、その犬は待てど暮せどもう一度同じ恰好をしようとはしませんでした。
私に言わせれば、「マーキングシーンにそこまでこだわらなくても」と思うのですが・・・。
マーキングといえば、NGシーンではオーウェンがかけられていましたね。あの犬ちゃんはオーウェンを独り占めにしたかったのかしら? 犬が人間にマーキングする時は、「この人は自分のものだからね!」というアピールらしいですから・・・。
🌹オーウェン、またまた頼られる!🌹
Photo by 20th Century Fox, eiga.com
ところで、ちょっと気になるのは訓練士のこの言葉⬇️。
「撮影中、犬たちの世話はほとんどオーウェンに任せていたわ。もちろん、いざとなれば私たちが出ていくけれど。」
・・・???
またまたオーウェンは面倒見の良さを利用されてしまったようですね。
Photo by 20th Century Fox, diario
オーウェン自身は、犬との共演が大変だったかどうか聞かれて、「そうだね、犬より赤ちゃんのほうが大変だったかな」と答えていました。
噂によれば、オーウェンはどうやら映画に出てくる赤ちゃんの世話までみるはめになったのだとか・・・。もう、いつもこれなんだから!
優しくて忍耐強い人は信望を集めますが、周りが気をつけてあげないと、忍耐の限度を越してしまいます。
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