オーウェン・ウィルソン|愛の名言集
このブログも1年を過ぎ、わずかながらオーウェンの真の性格を伝えることに貢献できている気がします。いつも読んでくださる方、本当にありがとう!
ここまで続けてこられたのも、温かく見守ってくださる読者の方々のおかげです。
今日はまとめ記事を兼ねて、オーウェンらしい映画のシーンを振り返りたいと思います。
- 💗『アルマゲドン』💗
- 💗『ズーランダー』💗
- 💗『シャンハイ・ナイト』💗
- 💗『ウェディング・クラッシャーズ』💗
- 💗『ライフ・アクアティック』💗
- 💗『カーズ』シリーズ💗
- 💗『アー・ユー・ヒア』💗
- 💗最後に💗
💗『アルマゲドン』💗
まだデビュー間もないオーウェンが、小さな役ながら存在感の大きいオスカーを演じた作品。
「これは歴史的偉業だよ! まさに英雄。もちろん、僕は参加するよ!」
ハリー(ブルース・ウィリス)が部下7人に、命懸けで地球を救うことに協力するかどうか問いかけた時、唯一頭をまっすぐに上げて同意するのがオスカー。これはオーウェンのアドリブでした。
Photo by ©20th century fox
さりげなく偉大な行いをし、それを明るさとユーモアで包み込むのがオーウェンの魅力です。
💗『ズーランダー』💗
2001年公開の大爆笑コメディ、『ズーランダー』。オーウェンは大忙しの中、何とか時間を作って出演しました。出番はやや少なめながら、彼のアドリブが冴えているシーンも多く、必見の映画です。
「多くは宇宙飛行士に憧れるけど、僕は木の皮になりたい。」
冒頭の授賞式のビデオで流れるインタビューでハンセル(オーウェン)が語るセリフ。「脚光を浴びるよりも、ボロボロに傷ついても誰かを守れる存在でありたい」という意味で、感激の名セリフです。
Photo by ©Paramount Pictures
こんなに愛に溢れた言葉をさらりと言ってのける俳優はなかなかいません。
「賞なんて意味がないよ。どっちがイケた顔か競うなんてくだらない。」
監督のベン・スティラーが絶賛しながらも、なぜかカットしてしまったシーン。
ベストモデル賞を授与されたハンセルですが、彼はそれを自慢することはなく、授賞式でドジをして失笑を買ったライバルのズーランダー(ベン・スティラー)を庇いさえします。
💗『シャンハイ・ナイト』💗
生い立ちの分からないカウボーイのロイ(オーウェン)は、堕落した生活を送りながらも真っ当な社会で暮らすことに憧れている人物。
「僕は心のきれいな女性と結婚したいんだ。たくさん子供をつくって、大切な価値観を教えたい。」
ロイは男娼のようなことをして稼いでいますが、内心ではそれを嫌悪しています。彼の生活ぶりを責めるチョン(ジャッキー・チェン)に向かって、ロイは「僕だって本当は普通の生活がしたい」と悲しい気持ちを話すのです。
Photo by ©Touchstone Pictures
オーウェンお気に入りのテーマ「汚れた生活を捨て、清らかな愛に生きる」を象徴するセリフですね。ロイはラストでチョンの妹と結ばれ、願いは叶うことになります。
💗『ウェディング・クラッシャーズ』💗
2005年公開のロマコメ。ストーリー後半はほとんどオーウェンのアイディアで作られていて、深みのある作品に仕上がっています。
事故で両親を失ったために親友ジェレミー(ヴィンス・ヴォーン)を兄代わりに育ったジョン(オーウェン)。しかし、女癖の悪いジェレミーのせいでジョンの青春は恥にまみれてしまいます。
映画では「ジョンが真の恋をし、幸せを手に入れるまで」が描かれています。
「人々はよく頭を使っていないと言う。でも、実際には心も使っていないよ。」
冒頭、いろいろな結婚式に出る中でジョンがふと漏らす言葉。これもオーウェンのアドリブです。「あらゆる問題は頭ではなく、心のせいだ」というメッセージですね。
ほんの数秒のシーンを使って、はっとさせる言葉をさり気なく口にする。オーウェンの見事な技です。
「今すぐ僕と結婚してほしい、とは言わない。でも彼とは結婚しないでくれ。手遅れにならないうちに!」
ラストでジョンがクレア(レイチェル・マクアダムス)にプロポーズする時のセリフ。クレアは家柄の問題もあって、まったく愛してもいないサック(ブラッドリー・クーパー)と婚約しています。
Photo by ©New Line Cinema
ジョンは自分の汚れた過去をすべて白状したうえで、「クレアへの愛情は本物だ」と訴えます。が、この言い方は面白いですよね? 結婚を懇願するのではなく、クレアにサックと別れるように頼むのです。
ここはまさにオーウェンらしさが凝縮されたシーン! 無償の愛ですね。何度見ても感動します。
💗『ライフ・アクアティック』💗
オーウェンの親友の監督ウェス・アンダーソンが、オーウェンのために書き上げた役ネッド。心優しい青年で、オーウェンの性格がよく現れています。
「僕には27万ドルの遺産があります。お役に立ちますか?」
ドキュメンタリー映画の監督ズィスー船長(ビル・マーレイ)が自分の父親かどうか分からないネッド。しかし、船長が資金繰りで揉めているのを耳にすると、すぐに自分の全財産を差し出して窮状を救ってやります。
Photo by ©Touchstone Pictures
オーウェンの優しさを見事に表現したワンシーンですね。
「イルカのそばのKはクラウスだよ。」
クラウス(ウィレム・デフォー)はネッドを妬んで意地悪ばかり。が、ネッドはクラウスの寂しさに気づき、船のロゴに彼の名を入れて喜ばせます。
映画全体のハイライトと言ってもいい、素晴らしいシーンです。
💗『カーズ』シリーズ💗
日本ではあまり知られていないけれど、大人気のアニメ『カーズ』シリーズの主人公マックイーンの声を担当したのはオーウェン。ストーリーにも彼の意見は反映されていて、オーウェンらしいセリフもたくさんあります。
「年寄りのレーサー曰く、優勝カップは空っぽのカップに過ぎない」
1作めの最後、マックイーンは優勝を目前にして先輩レーサーのキングがライバルに突き飛ばされて倒れ込んだことに気づき、駆け戻ります。
Photo by ©Disney/Pixar
「おまえ、優勝カップを逃したじゃないか」と驚くキングを、マックイーンは元レーサーの言葉を引用して、ゴールまで連れ行ってやります。
主演がオーウェンだからこそ仕上がったラストだと思います。
「僕がきみにチャンスをあげられるのもこれが最後なんだ。」
『カーズ/クロスロード』のラスト、レーサー志望の若いトレーナーをマックイーンが励ますセリフ。
中年を越したマックイーンは衰えが目立ち始め、それを受け入れきれずに必死にトレーニングして最後のチャンスに賭けます。が、自分が融通を利かせられるうちにトレーナーにチャンスを与えることを思いつき、彼女を送り出すのです。
これもオーウェンが希望した結末で、本来はマックイーンが勝利を収める予定でした。
💗『アー・ユー・ヒア』💗
この作品は全体がオーウェンらしい愛の精神に満ちています。見返りを求めない友情、裏切られても許す温かい愛情。が、言葉よりも雰囲気でストーリーが織りなされていく映画なので、セリフを抜き出すのは容易ではありません。
ここでは、解説では触れなかったセリフを1つ紹介します。
「神と多大な犠牲を払ったこの鶏さんに感謝します。アーメン!」
都会人で家畜を殺したことなどないスティーブ(オーウェン)は、恋人に言われて鶏を殺さないといけない羽目になります。その鶏がローストチキンとなってテーブルに載せられた時、スティーブが唱えるのがこの祈り。
Photo by ©Gilbert Films
「多大な犠牲を払った鶏さんに」という表現が可愛いです。
💗最後に💗
映画の中からオーウェンの愛の精神を感じるセリフを抜き出してみました。が、実際にオーウェンの映画を観ると感動のシーンが目白押し! あなたもぜひいろいろな作品を観て、オーウェンの温かい雰囲気に癒やされてみてください。
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