ディープフェイク映画を許すな!声も加工が可能だから警戒を!
この5年ほどは観客を騙すディープフェイクによるニセ映画が次々と量産されています。
このブログでも「ニセ映画に引っ掛からないでほしい!」と、私は何度も訴えてきました。バカにして罵倒してくる方もいましたが、しっかりと理解してくださる方もいます。
でも私の本心を言えば、「理解する」だけではなく「積極的にニセ映画をボイコット」してほしいのです!
ディープフェイクを使って「出演していない俳優が出演したように見せかける」映画は詐欺であり、俳優と映画ファンの両方を侮辱するもの。絶対に許してはなりません!
本物のオーウェン・ウィルソン(『インターンシップ』より)
Photo by ©20th Century Fox
ここでは、ちゃんと見れば誰でもディープフェイクと分かるオーウェンの映画・ドラマをまとめました。
🚦近年増加中のディープフェイク詐欺映画🚦
2021年はすでに3本もオーウェンのニセ映画が飛び交い、さらには先日、『マリー・ミー』もディープフェイクの状態で公開されているのを発見しました。
近年はディープフェイクによる映画詐欺が横行しています。オーウェンも何作もニセモノを作られたし、調べればリーアム・ニーソンやコリン・ファースも被害に遭っていました。
オーウェンの作品だけに絞っても、ざっと4作品はディープフェイクと断定できます!
ニセ映画①『ブリス』
まず21年2月にAmazonプライムで公開された『ブリス〜たどり着く世界』。何人もの人物がオーウェンになりすましたと見え、本編中でも何度もコロコロ顔が変わります。
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ニセ映画②『ロキ』
正確に言うとこちらは6話からなるドラマですが、偽オーウェンを登場させた罪深い作品の1つ。製作したマーベルはこれがオーウェンでないと百も承知のはずです!
『ブリス』はマイナー止まりで済んだからいいものの、『ロキ』はかなりの人が視聴し、オーウェン・ウィルソンだと思い込んだのですから、迷惑極まりない代物です!
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ニセ映画③『フレンチ・ディスパッチ』
これはウェス・アンダーソンに対する侮辱ですね! カンヌ国際映画祭の写真まで加工していました。
ニセ映画④『マリー・ミー』
こちらは今年22年に公開されてしまいました。予告編が出たときから嘘と分かっていた代物ですが、まさかこのまま出すとは呆れましたね!
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🚦魔の手は『カーズ』スピンオフにまで伸びるのか?🚦
21年11月、各社ニュースメディアが「『カーズ/短編集』の製作が決定した。オーウェン・ウィルソンも続役!」と報じていました。ファンにとっては嬉しいところですが、私はこのニュースの信ぴょう性を疑っています。
水を差すようでごめんなさい。でも私の調べでは、オーウェンがこの契約を交わした形跡が見当たらないのです。
実写でも平気でごまかす時代。アニメーションなら、もっと楽に偽物を作ることができるでしょう。
声の加工は過去にも使われたことがあります。
『カーズ/クロスロード』では編集による声の出演が登場
誤解しないでください。『クロスロード』の場合は包み隠さずに公表しているので、何の問題もありません。が、「声の編集が簡単であること」の証明に、この製作エピソードについて触れておきたいと思います。
3作目の時、ドック・ハドソンとラスティーズ兄弟(マックイーンのスポンサー)の片方は、すでに声優が死亡していました。
Photo by cinematoday
そこで、ハドソンのほうはポール・ニューマンが1作めの時に録音して未使用だった音源を用いて、回想シーンとして収録。
ラスティーズの片方の場合は、もう少し手が込んでいました。過去にラジオ番組でしゃべっていた音源を片っ端から集め、ストーリーに合うような単語を選び出して繋いだのです。
この手法を使えば、オーウェン不在でも『カーズ/短編集』は作れそうですよね? もちろん、今回ピクサーが本当にそんな卑怯なことをするかどうかは分かりません。
事情がうまく合えば、オーウェンがアメリカに戻って、続役するかもしれませんし・・・。
「Janeって、本当に何でも疑うんだから!」
ごめんなさい。でも、何でもではありませんよ。昨今はディープフェイクによる被害が多いから、注意喚起しているだけ。
オーウェンは何度も被害に遭っているので、気をつけて動向を見守るつもりです。
🚦ディープフェイクの弊害は観客が気づくまで蔓延る🚦
腐りきった映画会社はディープフェイクを使うことで製作費を安く済ませ、それを有名俳優の名を使って丸儲けしています!
あなたも自分がファンの俳優さんがいたら、最近の映画をチェックし、顔が不自然でないかどうか観察してください。もしオーウェンの場合のように「似ても似つかない!」というようであれば、ディープフェイクを疑って間違いありません。
見つけ次第、Twitterでもフェイスブックでもいいから「〇〇の映画は▲▲の顔があまりに違うからおかしい!」と発信しましょう。
ニセ映画による詐欺は観客が気づかないかぎり終わりません。私1人が訴えても、被害に遭った俳優たちが憤慨しても力不足。
だからこそ、ディープフェイクだと疑わしかったら、観客が積極的に訴えていくべきなのです!
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