『ウェディング・クラッシャーズ』はAmazonプライムで観られる? 作品情報と配信サービスを大公開!
オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンの初共演した映画『ウェディング・クラッシャーズ』。『トラブル・マリッジ』と同じく日本では未公開でしたが、アメリカでは爆発的にヒットしました。
下品で鼻につく場面もいくつかあり、バカバカしい映画ですが、特に後半はオーウェンが構築したおかげで感動的なストーリーに仕上がっています。
ここでは『ウェディング・クラッシャーズ』を「Amazonプライムで観ることができるかどうか?」や作品情報をまとめています。
Photo by New Line Cinema
・公開:2005年
・ジャンル:ロマンスコメディ、ドラマ
・時間:119分
・出演:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムス、ブラッドリー・クーパー、他
結論を先に言うと、『ウェディング・クラッシャーズ』はAmazonプライムで観ることができます。
ただし、じっくりと映画を楽しみたい方なら特典映像付きのBlu-rayで堪能するのがおすすめ!
💛『ウェディング・クラッシャーズ』あらすじと見どころ💛
Photo by ©New Line Cinema
簡単に言ってしまえば、女たらしの男2人が愛する女性を見つけて、生活態度を改めるというストーリー。厳密に言えば、オーウェン演じるジョンはジェレミーに振り回されているだけで、本物の遊び人ではありませんが・・・。
個人的には、ヴィンス・ヴォーンのシーンがちょっと苦手。ジェレミー(つまりヴィンス・ヴォーン)はとにかく下品極まりなく、恋人のグロリアもアバズレなので、このカップルは救いようがありません。
ヴィンスは『インターンシップ』でもオーウェンと共演していますが、品格のあるオーウェンとミスマッチで、コンビとしてあまり機能していませんね。
じゃあ、『ウェディング・クラッシャーズ』のどこがいいのかというと、やはりオーウェン演じるジョンのシーンです。幸いストーリーはどちらかというとジョンの恋がメイン。
特にオーウェンが構成した後半は物語に深みが増し、ラストはとても感動的です。
あらすじ
離婚調の事務所を構える、ジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェレミー(ヴィンス・ヴォーン)。彼らは休日には結婚式に潜り込んで、好みの女性とワンナイトラブを楽しんでいる。
しかしジョンはだんだんと不健全な女遊びに嫌気がさし、やがてある結婚式で出会ったクレア(レイチェル・マクアダムス)に本気で恋するようになる。一方、そんなジョンを嘲笑うジェレミーは口説き落とした女性からしつこく追い回される羽目に。
ジョンは愛するクレアとの結婚を夢見るが、彼女には横暴な婚約者(ブラッドリー・クーパー)がいて・・・。
予告編
💛主な登場人物とキャスト💛
かなり登場人物が多いので、この映画を知らない方のために、紹介しておきましょう。
ジョン・ベックウィズ(オーウェン・ウィルソン)
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離婚調停人として働く30代前半の男。親友のジェレミーに引きずられるまま、結婚式に潜り込む習慣がついてしまっているが、そろそろ嫌気が差してきていて、足を洗いたく思っている。そんな時、潜り込んだ結婚式で出会ったクレアに本気で恋をし、転生していく。
ジェレミー・グレイ(ヴィンス・ヴォーン)
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親友のジョンとともに離婚調停の事務所を構えている。ジョンと違い、根っからのプレイボーイで、結婚式で独身女性を引っかけることに何の罪悪感もない。しかし、長官の末娘を誘惑したのが運の尽きとなり・・・。
クレア・クリアリー(レイチェル・マクアダムス)
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名だたる政治家の次女。明るく素直な性格。自分の家族に風変わりな人物が多いことに引け目を感じている。婚約者がいるものの愛を感じず、ジョンの寄せる愛情に惹かれていく。
グロリア・クリアリー(アイラ・フィッシャー)
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クリアリー家の三女。ジェレミーの誘いで関係を持つが、すっかり彼を気に入って、小悪魔的なまでに追い回す。色情狂を疑いそうなほど風変わりで、さすがのジェレミーでもうんざりするほど。
サック・ロッジ(ブラッドリー・クーパー)
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本作の悪役。クレアの婚約者だが、実際にはまったく彼女を愛しておらず、隠れたところでは女遊びに明け暮れている。非常に攻撃的で、ジョンやジェレミーに暴行を加える。
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ウィリアム・クリアリー(クリストファー・ウォーケン)
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クレアたちの父親。大変に有名な政治家だが、頭が堅く、あまり察しが良くない。
キャサリン・クリアリー(ジェーン・シーモア)
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ウィリアムの妻。年甲斐もなく蓮っ葉で、ジョンを誘惑したりする、品の悪い母親。
トッド・クリアリー(キーア・オドネル)
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クレアたちの弟。ゲイの傾向があり、ジェレミーに言い寄る。
チャズ(ウィル・フェレル)
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招待状なしに結婚式に潜り込んで、女遊びをするコツをジェレミーに教えたプレイボーイ。ジェレミーからは〈ウェディング・クラッシャーズの師匠〉と呼ばれている。
💛バカバカしい脚本をオーウェンが昇華させた映画💛
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「結婚式に潜り込んで、女の子を引っ掛ける2人の男」なんて、普通ならバカバカしくて観られない映画になってしまいます。
しかし、そこはさすがオーウェン! 手を入れられるところは、しっかり物語を改善して演じています。おかげでこの映画は感動的なラブストーリーに仕上がりました。
オーウェンの「遊び人嫌い」が役柄の改良に繋がった
オーウェンの性格をご存じの方なら、お分かりになると思いますが、この映画は彼が最も嫌悪する類いのストーリーです。
まず、オーウェンは遊び人が大嫌い! なのに、『ウェディング・クラッシャーズ』のジョンは日常的に女に溺れているのですから、オーウェンが自分の演じた役に手厳しいのも無理はありません。
しかし、彼は自分のアイディアでジョンという役に説得力を持たせました。
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オーウェンが「改良」したジョンの性格が分かるシーン
オーウェンは物語の設定に眉をひそめましたが、それをただ我慢して演じるだけでは済ませないのが彼らしいところ。
彼はジョンを、「兄代わりのジェレミーのせいで堕落したものの、根はまじめ」というふうに読み替えて妥協したようです。
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教会でのプロポーズシーンはオーウェンの創作
この映画のクライマックスは何と言っても、ラストのジョンのプロポーズです。自分の過ちを認めつつ、真剣に愛情を訴えるセリフはオーウェンのアドリブ。これほど素敵なプロポーズのシーンは映画でもなかなかお目にかかれません。
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品の悪いシーンにアレルギー反応?
いくらオーウェンといえども、全てを思い通りにできるわけではありません。
例えば、ジェーン・シーモア演じる長官夫人がジョンに自分の胸を触らせるシーン。潔癖なオーウェンがどんなにイヤな思いをしたかは推して知るべしですね。
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観客も心が痛むジョンの苦しみ
この映画が決して能天気には済まない所以が、後半でジョンの苦悩が描かれること。これを乗り越えてラストのプロポーズシーンに持っていくオーウェンの手腕は鮮やかですね…。
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💛『ウェディング・クラッシャーズ』を配信しているサービス一覧💛
最近はやりのVOD(ビデオオンデマンド)では、下記4社がおすすめ。いずれも無料お試し期間があり、期間内に解約すれば、料金は一切かかりません。
Amazonプライム
見放題作品が少ないのが残念なところ。ただ、プライム会員になるとAmazonのお買い物に送料無料やお急ぎ便の特典がつくので、「映画はたまに観るだけ。でもAmazonではよく買い物をする」という方におすすめ。
『ウェディング・クラッシャーズ』は¥299でレンタルできます。また、作品が気に入ったら、¥1,500で購入も可能。
dTV
こちらも初回登録時は、31日間無料で利用できます。レンタル作品はdポイントでの支払いが可能ですから、コンビニなどでたくさん貯まっている方なら、問題はないでしょう。
『ウェディング・クラッシャーズ』はレンタル作品なので、¥440が必要です。
TSUTAYA
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『ウェディング・クラッシャーズ』も無料でレンタルできますよ。
しかし最初にも書いたように、じっくりと映画を楽しむ方はBlu-rayを購入して特典も堪能するのがおすすめです。
では、楽しい映画タイムを!