オーウェンのおすすめ映画は?コメディもシリアスも完璧!
オーウェン・ウィルソンだけを取り上げる超特化ブログを書いている私。この記事では、個人的にオススメな「好きなオーウェンの映画10選」をご紹介します。
と言っても、30以上の出演作品から10作選び出すのは至難の業。オーウェン本人はどの作品でも、非常に水準の高い演技を見せているからです。
ということで、今回は以下の基準で選び出しました。
❶出演時間の長さ
❷オーウェン本人の性格が発揮されている
❸ストーリー
この基準で考えると、かなりマイナー映画もランクインしました。あなたの知らない映画が見つかれば嬉しいです。
💙オーウェン・ウィルソンの映画ベスト10💙
オーウェンが出演した映画は、これまでざっと数えても30以上あります。その中から10選び出すのは至難の業! とにかく、気に入っている作品を集めてみますね。
何とか10位までランキングにしましたが、実際には甲乙つけがたく、厳密にはできませんでした…。
1.『アー・ユー・ヒア』(2013)
Photo by ©Gilbert Films
・公開:2013年
・出演:オーウェン・ウィルソン、ザック・ガリフィアナキス、ローラ・ラムジー、エイミー・ポーラー、他
・ジャンル:なし(ロマンス、サスペンス、ドラマの融合)
日本ではAmazonプライムでしか配信されていない、マイナーな映画。愛に飢えた孤独なスティーブ(オーウェン)の恋や友情を、闇に潜む犯罪をバックに描き、最後にはスティーブの愛がすべてに打ち勝つ心温まるストーリー。
登場人物の言動や周囲に漂う雰囲気にストーリーを読み解くヒントが隠され、真剣に観るのがオススメの映画です。何度も繰り返し視聴するのが好きな映画ファンにはぴったりかも。
オーウェンの鋭い知性や心優しい性格が役柄に投影され、感動的に仕上がっています。
マイナー止まりはもったいない作品!
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2.『クーデター』(2015)
Photo by Bold Films
・公開:2015年
・出演:オーウェン・ウィルソン、レイク・ベル、ピアース・ブロスナン、他
・ジャンル:スリラー
家族を連れて某アジアの国に海外赴任したジャック(オーウェン)が暴動に巻き込まれ、知恵を絞りながら切り抜けていくパニックスリラー。
「オーウェンのオススメの映画は?」と聞かれて必ず挙げる映画。オーウェンの魅力が余すところなく発揮されています。
極言すれば、「オーウェンの性格を知りたければ、『クーデター』を観るのが早い!」
オーウェン本人の特徴である【勇気・優しさ・ユーモア】を映画で味わえる数少ない作品の1つです。
監督・脚本を務めたドゥードル兄弟は、最初からオーウェンを念頭に置いて製作したので、オーウェンそのままの性格にも納得ですね。
ジャックの頼もしい味方ハモンドもお見逃しなく。007で有名なピアース・ブロスナンが独特のいい味を出していますよ。
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3.『ライフ・アクアティック』(2004)
Photo by Touchstone Pictures
・公開:2004年
・出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ケイト・ブランシェット、他
・ジャンル:ドラマ
オーウェンの大学時代からの親友、ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた映画。海の探検隊の人間模様を描いたヒューマンドラマです。
ここでオーウェンが演じたのは、若い海軍パイロットのネッド。どこまでも誠実な優しい青年で、ウェスはこの役をオーウェンのイメージそのままに書きました。
親友ウェスの友情を感じる、素敵な映画です。
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4.『エネミー・ライン』(2001)
Photo by 20th Century Fox
・公開:2001年
・出演:オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、他
・ジャンル:戦争
アメリカ海軍の兵士が敵地に墜落し、ひたすら大勢の敵に追われる戦争映画。
ストーリーは単純ですが、次々と過酷なアクションをクリアしていくオーウェンに尊敬の念を禁じえない作品です。
最終場面では、オーウェンは肩を脱臼したまま演じており、製作者たちから讃えられていました。
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5.『ザ・マイナスマン』(1999)
Photo by ©TSG Pictures
・公開:1999年
・出演:オーウェン・ウィルソン、ジャニーン・ガラファロー、マーセデス・ルール、ブライアン・コックス、他
・ジャンル:スリラー
パッケージでギョッとしないでください! これ、日本の販売会社が悪いんです。
この映画は殺人鬼のストーリーではないし、血は一滴も流れません!
ここでオーウェンが演じるのは、罪を着せられて混乱する青年ヴァン。静かな作品ながら、人間の心情の輪郭をしっかり描き出す優れた作品です。
全編にわたってオーウェンが出ずっぱりなので、これだけでもファンには見応えがありますね。出演時間の割合ではトップクラスに位置するのではないかと思います。
残念ながら、この作品はどの配信サービスでも扱っていません。しかし、中古DVDは出回っているので、格安の時にぜひ!
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6.『ウェディング・クラッシャーズ』(2005)
Photo by New Line Cinema
・公開:2005年
・出演:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムス、ブラッドリー・クーパー、他
・ジャンル:ロマンスコメディ、ドラマ
女たらしの男2人が真の恋人を見つけるまでを描いたロマコメ。コメディとはいっても、オーウェンが脚本に関わっているため、かなり重みのあるストーリーに仕上がっています。
逆に「コメディではとにかく笑いたい!」という方には不向き。オーウェン演じるジョンが失恋に苦しむ場面では、自殺願望や精神の闇まで描かれ、笑いはあまりありません。
人間の愛と成長の物語としての鑑賞がおすすめ。
ヴィンス・ヴォーン、ジェーン・シーモア、クリストファー・ウォーケンなど共演者が豪華な映画でもあります。ブレイク前のブラッドリー・クーパーが敵役を演じているのも見どころ。
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7.『トラブル・マリッジ』(2006)
Photo by Universal Pictures
・公開:2006年
・出演:オーウェン・ウィルソン、マット・ディロン、ケイト・ハドソン、他
・ジャンル:コメディ
新婚夫婦とベストマンを務めた独身男デュプリーの同居生活がトラブルを引き起こすコメディ。ケイト・ハドソン×マット・ディロン×オーウェン・ウィルソンの競演が楽しめます。
これもオーウェンが製作に関わった映画。やはり人間の苦悩や葛藤がしっかりと描かれ、単純に笑える作品ではありません。
ここでオーウェンが演じたのは新婚夫婦の家に居候するデュプリー。しかし、オーウェン自身は新婚の夫カールの役を望んでいたため、いくつか物語の流れに支障をきたしているところがあります。
でも、これはとにかく【オーウェンの愛らしさ】を堪能する映画。オーウェン演じるデュプリーは子犬みたいにかわいくて純真で、観ているだけで癒やされます。
オーウェンの家事能力や恋愛に対する真面目な姿勢も反映されていますね。
ただ、デュプリーが車に撥ねられるシーンがあったり、撮影はかなり危険を伴うものでした。
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8.『ホーンティング』(2000)
Photo by ©DreamWorks Pictures
・公開:2000年
・出演:リリー・テイラー、リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、オーウェン・ウィルソン、他
・ジャンル:ホラー
オーウェンが愛らしい映画としては『ホーンティング』も挙げましょう。いちおうジャンルはホラーですが、ぜんぜん怖くありません。
実はこの映画、つい最近まで私は敬遠していたんです。理由は「オーウェンの頭が飛ぶ」と聞いたから。しかし思いきって観てみると、幸い頭が切れるシーンはほとんど映らず、ストーリーも面白かったので、今では大好きな映画の1つです。
怖くないので、逆にホラーファンからは叩かれやすいようですが…。
ここでオーウェンが演じているのは、賢くいきいきとした少年ルーク。悪霊に憑かれた屋敷の謎を解くべく、不眠症のふりをして乗り込んでいきます。
セリフのほとんどがオーウェンのアドリブで、作品を明るく盛り上げているのが魅力。
『96時間』シリーズなどで有名なアクションスター、リーアム・ニーソンも出ているのでお見逃しなく!
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9.『幸せの始まりは』(2011)
Photo by Columbia Pictures
・公開:2011年
・出演:リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド、オーウェン・ウィルソン、他
・ジャンル:ロマンス、ドラマ
30歳を過ぎたことを理由に、ソフトボール選手をクビになってしまったリサが2人の求婚者のうちどちらを選ぶか・・・というロマコメ。リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド、オーウェンが三角関係を作ります。
オーウェンは、明るく優しい野球選手マティーの役。プレイボーイという設定のわりに女の影がまったくなく、リサ一筋の魅力的な青年を演じています。
結末は・・・観客まかせの雰囲気ですね。いちおう物語としてはキチンと終わるのですが、どうもすぐに違う結果が出そうなんですよね。
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10.『ズーランダー』(2001)
Photo by Paramount Pictures
・公開:2001年
・出演:ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、ウィル・フェレル、他
・ジャンル:コメディ
最後の1つはかなり迷いました。が、『エネミー・ライン』と同時並行した『ズーランダー』を選出。
泥と血にまみれながら敵をかわしていく兵士とキレイ好きでクールな男性モデルを、同じ時期に演じ分けたオーウェンの才能には脱帽です!
この映画はベン・スティラーが脚本・監督を務めたもので、ベンらしい笑いのセンスが炸裂! ベンの可愛い奥さん、クリスティーン・テイラーも主役級で出演しています。
とにかく笑いたい気分の時にはおすすめですよ。
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💙最後に︰やはり10に絞るのは難しい!💙
Photo by ©gala.fr
オーウェンの作品はたくさんあるので、たった10作に厳選するのは困難でした。
最初も書いたように、今回は3つの基準に基づいて選んでいます。
❶出演時間の長さ
❷オーウェン本人の性格が発揮されている
❸ストーリー
ストーリーは当たり前の基準ですが、今回は残り2つの項目をより優先したので、話が面白い映画でも圏外に落ちてしまったものもあります。
ランキングに『ナイトミュージアム』シリーズや『ワンダー』、『アルマゲドン』などの話題作が欠落しているのは驚かれるかもしれません。
これらを選出しなかったのは、オーウェンの出番が少ないから。
唯一『ズーランダー』だけはやや登場シーンが少ないですが、『エネミー・ライン』の過酷な撮影の合間に撮った事実に敬意を評してリストインしました。
また、ここでは『カーズ』のような声のみの出演作品も除外しています。
2つめは「オーウェンらしさが発揮されているかどうか」。
オーウェンのまじめで誠実な性格が反映されている映画、あるいはオーウェンが製作に関わって深みのあるストーリーに仕上げた作品は優先的にリストインしました。
オーウェンの魅力が味わえる映画はたくさんあります。皆さんもお気に召したら、他にもいろいろ探してみてくださいね。
今回ご紹介した映画は、『ザ・マイナスマン』を除いてすべてAmazon Primeで視聴できます。
オススメの映画については、↓こちらの記事も併せてどうぞ。
追記:2021年10月の記事を見直し、大幅にリライトしました。