リーアム・ニーソンの魅力とおすすめ映画ベスト10!
私がオーウェン・ウィルソンと並んで好きな俳優がリーアム・ニーソン! 22年に入ってから、母と2人で手に入るかぎりのリーアム映画を楽しみました。
現在は大変嬉しいことに、母がリーアムと結婚したので私の良き父でもあります。私の夫オーウェン・ウィルソンとも大親友!
にもかかわらず、一度もブログで取り上げていなかったことに、我ながらちょっと呆れています。
このブログは【オーウェンのためのブログ】とはいえ、理由あってブラッドリー・クーパーを取り上げたことはあります(ブラッドリーも大好きな俳優さんです)。
それなのにリーアム・ニーソンをまだ取り上げていないのは何事か?! ということで、今日はリーアム・ニーソンの魅力をご紹介します。
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🔦リーアム・ニーソンって、どんな俳優さん?🔦
Photo by © splashnews.com
リーアム・ニーソンといえば、2008年の『96時間』が爆発的にヒットして以来引っ張りだこの、遅咲きアクションスター。
しかし、『シンドラーのリスト』や『ダークマン』など、90年代にも大好評の映画はありました。
・生年:1952年6月7日生まれ(2月29日説もあり)
・身長:193cm
・出身:アイルランド(オーストリア説もあり)
・主な出演ジャンル:アクション、ヒューマン
・出演作品数:約90作品(ディープフェイクが疑われる映画を除いて算出)
1999年には『ホーンティング』に出演し、オーウェンとも共演しています。
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若い頃は職を転々としていた?
Photo by ©flickr
リーアムの若い頃のことは、あまりはっきりとは分からず、「ボクシングをしていた」とか「トラックの運転手をしていた」とか言われています。
しかし、Twitterでは事情通らしき方がかなり興味深い情報をツイートしています。
リーアム・ニーソンは若い頃結構職を転々としていて、フォークリフトの操縦からトラック野郎までしてたんですが、日本のwikiには助建築家とか訳分からん生い立ちが書いてあり、家の電球替えるのも必死な高所恐怖症が建築家なんて出来る訳ねーよと。 pic.twitter.com/uov6WvAnCD
— スラガ (@ledger711) 2015年2月4日
スラガさんのおっしゃるように、リーアム・ニーソンが高所恐怖症であることは私もどこかで読んだことがあります。
このツイートによれば、車の免許は「30歳になってから取った」とか。何でも遅くから始めるタイプのようです。
リーアムの魅力はどんなところ?
Photo by ©NBC UNIVERSAL
「無敵の男」として知られるリーアム・ニーソン。
ずば抜けた長身にもかかわらず素早い動きを得意とし、1人で大人数の敵をあっという間に片付けてしまう手際の良さはあっぱれです。
しかし、彼の魅力は華麗なアクションばかりではなく、人間味あふれる表情を活かした演技にもあります。
若い頃は細やかなニュアンスや愛らしい表情を活かして、アクションよりもヒューマン系の映画に多く出演しています。
いかにも強そうな体躯に反して、ブルーの目はいかにも無邪気なのが特徴で、このギャップが役作りに独特の魅力を添えています。
2018年以降に公開されたリーアム映画は眉唾もの
『トレイン・ミッション』も偽リーアム・ニーソン?
18年以降の映画にはリーアム・ニーソンの名を騙るニセモノも増えています。
確認したところ、どうやらリーアム・ニーソンはオーウェンよりもたくさんのディープフェイクフェイク映画を作られてしまっているよう・・・。
私もリーアムをよく知らなかった時に『トレイン・ミッション』を観てしまったんですが、後でディープフェイクと気づきました。
ストーリーとしては面白い映画でしたけどね。でも、リーアムのふりをした俳優の映画を観るつもりはありません。
「ディープフェイクとは何ぞや?」という方は↓こちらをどうぞ。
とりあえず、’18年以降の作品はリーアムだけにかぎらず、どの俳優であってもディープフェイクの可能性も頭の隅に置いておいたほうが騙されにくくなると思います。
🔦リーアムのおすすめ映画10選🔦
およそ90作の出演映画から、ここではベスト10作を厳選してご紹介しましょう。個人的な好みと考えでランキングしています。
つまり、オーウェンのベスト10の記事と基準はほぼ同じです。
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選定基準は、
❶リーアムらしいかどうか?
❷出演時間の流さ
❸ストーリー
これらを総合して選び出しました。
1.『96時間』シリーズ
Photo by ©20th Century Studios, Inc.
公開:『96時間』2008年、
『96時間/リベンジ』2012年、
『96時間/レクイエム』2014年
時間:『96時間』93分、
『96時間/リベンジ』91分、
『96時間/レクイエム』109分
ジャンル:アクション/スリラー
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、他
リーアムを語るなら、やはりこのシリーズは外せません。ストーリーも文句なしに面白いし、リーアムが出ずっぱりなのもファンにとっては嬉しいポイント。
温かい父親ぶり、手際よく敵を片づけてしまうスピーディーなアクションなど、まさにリーアムにしかできない役!
共演者で面白いのは、『アイ・スパイ』の悪役を演じたファムケ・ヤンセンがブライアン(リーアム)の元妻の役をしていること。
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この元妻、ワガママで身勝手、ないものねだりの最悪の女なので、やっぱりここでも悪役ですね!
3作めの『96時間/レクイエム』はかなり酷評されましたが、私はこれも大好きですね。私の母はむしろ「どうしてもシリーズから1つ選ぶなら、3作目がいちばん好き」と言ったほどです。
リーアムのアクションを心ゆくまで楽しめる映画シリーズ!
2.『ダークマン』
Photo by ©Universal City Studios LLC.
公開:1990年
時間:96分
ジャンル:サスペンス/アクション
出演:リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、他
リーアムが最初に大ヒットした作品。リーアム演じるのは、残虐な悪党たちに襲われて顔が崩れてしまう科学者ペイトン。人工皮膚を発明して自分の顔を復元しようとするも、どうしても99分以上持続させることができず・・・という悲劇。
一方、人工皮膚を利用して自分を襲ったギャングへの復讐を遂げたり、顔を失ったペイトンを変わらず愛し続ける(←当たり前ですが)婚約者ジュリーとのロマンスがあったり、ストーリーもとにかく素晴らしい。
ラストはジュリーがペイトンを必死に捜すシーンで終わりますが、個人的にはジュリーはペイトンを見つけ出すだろうと思います。
まさにリーアムの人間的魅力が遺憾なく発揮される作品で、ペイトンの喜怒哀楽を見事に見せてくれます。
個人的には、人工皮膚で顔を覆っていることを隠してジュリーと遊園地でデートするシーンが好き。ジュリーのために景品のピンクのゾウを取ろうとするのが可愛いです。
3.『アフターライフ』
Photo by ©Anchor Bay Entertainment Inc.
公開:2009年
時間:104分
ジャンル:スリラー/ホラー
出演:クリスティーナ・リッチ、リーアム・ニーソン、ジャスティン・ロング
これはアクション映画の多いリーアムとしては異色作。非常に静かな雰囲気でストーリーは進んでいきます。
リーアム演じるのは葬儀屋のエリオット。この映画は公開当初から「エリオットは殺人鬼なのか、死者と話す能力があるのか?」と、物議を醸しました。監督は「エリオットは殺人者だ」と答えましたが、それでも議論は静まらず・・・。
本編にはどちらの言い分の証拠にもなり得る暗示が多く、それが混乱の元になっているのだと思います。
では、私個人の意見はというと、「エリオットは死者と話せる」です。監督には申し訳ないのですが、もしエリオットを殺人者のつもりで作ったなら、本作は駄作でしょう。何の深みもないバカな映画に様変わりしてしまいます。
エリオットは葬儀屋という現実的で暗い職業にありながら、死者が動いたり話したりするのが見える能力があり、非常にミステリアスな存在です。
リーアムの知的で穏やかな表情がエリオット役にぴったり。
アクションなどはいっさいなく、本作でのリーアムは「死んでいない」と言いはる死者をひたすら諭す役割です。とはいえ、非常に面倒な議論を戦わせる羽目に陥るので、エリオット本人は「こんな能力、なければよかったのに」とボヤいています。
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4.『セラフィム・フォールズ』
Photo by ©2005 Airborne Productions Inc.
公開:2007年
時間:115分
ジャンル:アクション/ヒューマン
出演:ピアース・ブロスナン、リーアム・ニーソン、他
ピアース・ブロスナン✕リーアム・ニーソンの豪華共演。ピアース演じるギデオンをリーアム演じるカーヴァーがとにかく追い続ける。
この映画のいいところは、観客が【追う男】にも【追われる男】にも共感したくなる点です。ギデオンもカーヴァーも善良な人間として描かれています。
ラストも温かく、後味がいいですよ。
ただし注意点が1つ。ピアース・ブロスナン演じるギデオンがナイフで刺し殺す描写がリアルなんです。グロテスクが苦手な方はギデオンがナイフを振り回したら、早送りしたほうがいいかもしれません。
全体的には、とても深みのあるいい映画です。
5.『THE GREY/凍える太陽』
Photo by ©Open Road Films Inc.
公開:2011年
時間:117分
ジャンル:アドベンチャー/アクション
出演:リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、他
リーアムは妻を亡くした狼ハンターの役。妻の死から立ち直りきれず、冒頭では自殺しようとまでします。しかし、飛行機の不時着で氷原に放り出されてからは一転、仲間とともに生き残ろうと全力を尽くすのが素晴らしい!
吹雪と人喰いオオカミに悩まされ、次々と仲間が亡くなっていきます。リーアム演じるオットウェイが1人生き残り、絶望のあまり天に向かって訴えるシーンは感動的。
ラストはいろいろ解釈できそうですが、私はポジティブに考えています。
6.『レ・ミゼラブル』
Photo by ©Columbia Pictures Inc.
公開:1998年
時間:134分
出演:リーアム・ニーソン、ジェフリー・ラッシュ、ユマ・サーマン、他
『レ・ミゼラブル』というと、2012年のミュージカル版ばかりが話題になりますが、実はリーアム・ニーソン主演の映画版もあります。ミュージカルではないので、歌はありません。
この映画の特徴は、
・成長したエポニーヌが出てこない
・ジャンが生きつづける
・ジャベールの投身自殺で終わる
など、原作やミュージカル版とは大きく違う点があること。
映画は解放されたジャン(リーアム)が晴れやかな笑顔で歩いていくシーンで終わります。先に希望が見えるラストで、個人的にはこの方が好きです。
7.『マイケル・コリンズ』
Photo by ©Warner Bros. Entertainment Inc.
公開:1996年
時間:133分
ジャンル:ドラマ/戦争
出演:リーアム・ニーソン、エイダン・クイン、ジュリア・ロバーツ、他
実話を基にした、アイルランド独立に向けて戦う人々の物語です。リーアムはもちろんマイケルの役。
ラストが悲しいですが、リーアムらしい正義感が発揮された映画で、見ごたえがあります。一方、リーアム独特の勢いのよさやユーモアで笑わせてくれるシーンもあって、ストーリーの暗さを救っています。
マイケルの婚約者キティーの役でジュリア・ロバーツが出ていますが、ものすごくイヤな役で邪魔な存在でしかありません。
キティーをめぐるシーンでは、リーアム演じるマイケルが親友ハリーと恋敵になってやり合うシーンが面白かったです。
8.『判決前夜/ビフォーアフター』
Photo by ©Buena Vista International Inc.
公開:1996年
時間:108分
ジャンル:ドラマ/クライム
出演:リーアム・ニーソン、メリル・ストリープ、エドワード・ファーロング、他
殺人の疑いをかけられた少年を、リーアム演じる父親が必死で守ろうとするストーリー。
息子が罪を着せられないように、ベン(=リーアム)は証拠隠滅までし、状況設定も作り直してやります。しかし、メリル・ストリープ演じるバカな母親がぶち壊しにして・・・と、結末は芳しくありません。
捨て身で息子を守る父親はリーアムにふさわしく、観客を感動させます。『96時間』シリーズもそうですが、リーアムに愛情深い父親を演じさせたら右に出る者はいません。
9.『アンノウン』
Photo by ©Warner Bros. Pictures Inc.
公開:2011年
時間:113分
ジャンル:スリラー/ミステリー
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ブルーノ・ガンツ、他
旅先で交通事故に遭ってしまったマーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)。妻から「あなたのことは知らない」とそっぽを向かれ、どこへ行っても言い分が通らず、あげくに怪しげな男から付け回される・・・。
こちらはリーアムお得意のサスペンス映画です。観客もリーアムが戸惑ったり悩んだりするたびに一緒にハラハラし、不当に扱われる彼に同情します。
アクションシーンもしっかりありますし、真相が判明した時の【びっくり】も欠かしません。
感情の赴くままに行動して危ない目に遭ってしまうのがリーアムらしいですね。
思わず笑ってしまうシーンもあります。尾行で相手に近づきすぎてバレそうになったり、妻の夫を名乗る人物に腹を立ててこじつけてでも逮捕させようとしたり・・・。
ラストは希望に満ちていて、明るいです。
10.『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて』
Photo by ©Universal City Studios LLC.
公開:2014年
時間:116分
ジャンル:西部劇/コメディ
出演:セス・マクファーレン、シャリーズ・セロン、リーアム・ニーソン、他
さあ、とうとう10番め。さんざん悩みましたが、これを選びました。ここでのリーアムはクリンチという悪役で、最後は決闘で殺されてしまいます。
しかしこのクリンチ、なぜか憎めない役柄で、不思議にもリーアムの可愛さが全面に出ています。
確かに殺人もするし、盗みも働くのですが、妙に正義感の強い性格。多少高圧的ながらも妻を愛し、部下の面倒見もいいので、殺された時はかわいそうになるほど。
出演時間は他の9作に比べると明らかに少ないですが、「リーアムのユーモアセンスが発揮される作品であること」を理由にあえてランクインしました。
この映画の撮影は、しじゅう砂嵐に悩まされたそうです。メイキング映像では、リーアムが片手で妻役のシャリーズ・セロンの目を覆って砂から守ろうとしてやっている様子が映っていました。優しいですね!
🔦まとめ:他にも名作はたくさん!🔦
オーウェンの時もそうでしたが、10作品に絞るのはかなり大変! 基準を総合的に考えて選び出し、迷うものは私個人の好みで切り分けたりもしました。
例えば、このランキングには『シンドラーのリスト』がありません。これを入れなかったのは、単純に私の好みのせい。感動的な傑作と認めつつ、個人的にはちょっと冗長に感じたのでランク外とさせていただきました。
ファンの方、ごめんなさい!
逆に、大好きな映画だけど選定基準を考えて泣く泣く漏れてしまったものもあります。
例えばオーウェンとリーアム唯一の共演作『ホーンティング』はリーアムらしい役柄ではなかったために今回は番外になってしまいました。
オーウェンとリーアムが共演している上にストーリーも最高なので、個人的には『ホーンティング』はトップクラスなのですが・・・。
ちなみに、オーウェンは『ホーンティング』で本人らしさをフルに発揮しています。
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ダラダラと書いてきましたが、ここで要点をまとめておきましょう。
・リーアム・ニーソンはアクションやヒューマン映画を得意とする実力俳優
・生い立ちや生年月日などは謎の部分も多い。
・出演作は90作品以上。ただし2018年以降の作品はディープフェイクが疑われるため、要警戒。
・無敵の男のイメージと無邪気で可愛い表情のギャップが独特の魅力を醸し出している
最初にも書いたように、リーアム・ニーソンの映画はあいにくオンラインで配信していないものも多くあります。
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