オーウェン・ウィルソン ― 人気俳優の性格を正しいイメージで捉える

オーウェン・ウィルソン ― 人気俳優の性格を正しいイメージで捉える

『ナイト・ミュージアム』のカウボーイや『アルマゲドン』のオスカー、『カーズ』の主役の声を担当するなど、有名作品に数多く出演している、ハリウッドの人気俳優オーウェン・ウィルソン。そんな彼の真の姿について伝えるブログです。

オーウェンらしい言動の数々『シャンハイ・ヌーン』の制作秘話③

シャンハイ・ヌーン第3弾にして、最終回です。①と②はこちら↓

 

1️⃣

owenwilson.hatenablog.com

2️⃣

owenwilson.hatenablog.com

・あらすじ

ja.m.wikipedia.org

 

 さて、お約束通り、今回はもう少し読みやすいエピソードを。
 

1.オーウェンは乗馬が初めてだった

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Photo by Touchstone Pictures, imdb
 男性版シンデレラ②で書いたように、小さい時は馬の練習をさせてもらえなかったオーウェン。しかし本作はカウボーイの役ですから、人生で初めて馬を操るチャンスを得ました。デイ監督は音声解説でも最初、オーウェン「馬のことなんか何にも知らない」とせせら笑っていましたが、ロイがチョンを救い出すシーンで評価が一変。
 
 百聞は一見にしかず。ここはぜひ本編を見ていただきたいですね。オーウェン馬を超特急で走らせながら、途中の地面にあったシャベルを拾い、それで敵を一人始末してから、馬を急ブレーキ。片手で手綱を操りながら、もう一方の手で腰からピストルを抜き取ります。字で書くと理解しにくいかもしれませんが、これはとても難しい技なのです。さすがの監督もこれには脱帽「乗馬を始めて間もないのに、良く出来たね!」と、称賛しています。この褒め言葉に対してオーウェンは、「本物のカウボーイについて数週間教わったからだよ」。いかにも彼らしい、さりげない返答ですね。
 
 馬に関する話では、もう一つ微笑ましいものがあります。チョンが馬具をつけようとしてうまく行かず、見かねたロイが手伝うシーン。ここでオーウェンは、本当に気が立っていた馬の背中に優しく手をかけ、見事に落ち着かせてしまうのです。馬の表情をよく観察してみてください。オーウェンの手の温もりにすっかり安心して、眠そうな目になっていますよ。
 

2.スタントマンの夜遊びにお説教?

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Photo by Touchstone Pictures, veronicamagazine 
 オーウェンは本作の撮影中、自分のスタントマンと一緒に夜に出かけたまでは良かったものの、うっかり売春宿に連れ込まれてしまったそう。元々夜遊びが嫌いな上に、このスタントマンが既婚者だった事もあって、オーウェンはご機嫌斜め「きみは結婚してるだろう!」と、お説教をしたところ、スタントは軽々しく「門を閉じても、飛び越えるよ!」
 ただ、この発言はロイ・オバノンにはぴったりだからか、映画の中に使用されています。音声解説でこのセリフについて話題に登ったところで、しっかり夜遊び批判をするところがオーウェンらしいですね
 もっとも、オーウェン少年時代に生真面目過ぎる性格をいじめられたのがトラウマになっているらしく、初対面やまだ打ち解けていない相手には軽々しいフリをする時もあります。長続きはしませんよ、もちろん。音声解説で、最初の20分ほど能天気に振る舞ってみせても、必ず後でその反動が来て、イライラし出します。
 
↑の写真は、偶然の出来事からチョンの妻となったインディアン娘(ただし、正式な結婚ではないよう)をロイが口説いているシーン。オーウェンはまたまた道徳心が頭をもたげ、「人妻なのに平気で口説くんだよね。チョンは気にならないみたいだけど」などと、やや非難がましく語っています。
 

3.チョンに対する言動に躊躇

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Photo by Touchstone Pictures, yahoonews
 オーウェンは初め、ロイが揉みあったはずみでチョンを床に叩きつけるシーンをかなり渋ったそう。理由を問われたオーウェンは、「アクションが得意なジャッキーを張り倒すなんて、失礼だと思ったんだ。」いかにも彼が思いつきそうな配慮です。
 
 もう一つオーウェンが嫌がったのは、娼婦相手にチョンの陰口を叩く場面「たとえ演技であっても、人を悪く言うなんて嫌だったよ。ジャッキーの純真な目が曇るのは見ていて辛い」と、オーウェンは言います。彼がいかに人を思いやるか分かりますね。
 

4.奇跡の人?

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Photo by Touchstone Pictures, thewilsons
 
 イスラエルの教会に行った時、老婦人から抱きしめられ、「あなたこそ奇跡の人です!」と言われたオーウェン「彼女はこの映画を観ていたんだ。きみの映画はずいぶん広まっているんだよ」と、彼自身は監督を立てた言い方をしていますが、身近な人の間では、老婦人の感激は映画のせいだけではない、オーウェンがびっくりするような額の寄付をしたからだ、と囁かれています。真相ははっきりとは分かりませんが、あり得ることですね。そもそもなぜイスラエルの教会に行ったのか、オーウェンは話していませんし、彼は自分の善行を言いふらすタイプではありませんから。
 

4.ジャッキーとはこの映画で初めて知り合った

Embed from Getty Images
⬆️はプレミアでの写真。写真の日付は3月23日になっていますが、別のものでは5月23日。どちらが本当なんでしょうか。ちょっとこれは分かりませんでした。
 真ん中はぺぺ姫を演じたルーシー・リューです。『チャーリーズ・エンジェル』映画版でブレイクした女優さんですね。

 オーウェンが胸につけているのは、カウボーイ姿のジャッキーの写真がついたバッジ。映画の記念バッジか何かでしょうか?
 
 さて、オーウェンが初めてジャッキーと知り合ったのは、本作の撮影の時。性格のタイプは違うながらすぐに仲良くなり、ジャッキーは自身が週末に開くカラオケパーティーオーウェンを呼んだりもしたようです。そのパーティーでジャッキーが仲間のスタントチームと遊んでいたのが、バスタブシーンに使われたお酒の遊び。オーウェンはこの遊びを「老婦人がポーカーをするよりも騒がしい」と評していますが、面白い表現ですね。
 
 ジャッキーはオーウェンに対して、未公開シーンでよく気のつくところを見せています。ロイとチョンが互いの服を褒め合うシーンで、ジャッキーは「そのブルーのシャツが君の目の色とよく合っている」と、言うのです。このセリフがジャッキーのアドリブと知った時のオーウェンはとても嬉しそうでしたね。
 
 ちなみに、この映画でオーウェンが着たカウボーイの衣装は、記念として彼にプレゼントされたそうです。「カウボーイハットほどきみに似合う帽子はないよ」と、監督は言いますが、たしかに素敵ですよね。
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Photo by Touchstone Pictures, extratv
⬆️は第1回目の記事に載せた写真ですが、もう一度。
 
 しかしカウボーイは似合っても、泥棒やプレイボーイは彼向きではありません。ロイ・オバノン役にオーウェンとは・・・ひどいミスキャストですね。女好きらしいセリフなど、彼が話すと浮いて感じます。とんでもない役を演じても、本人の魅力でそれを覆い隠してしまえるところはさすがと思いますが。ロイもオーウェンが演じると、正真正銘の紳士に見えてしまいます。
 
 でも、やはりもっと真剣なストーリーの主役を演じてほしい俳優ですね。軽い役にはもったいなさ過ぎます。
 
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 現在(2021年4月時点)、インターネットではdTVでしか観られないようです。 

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